iPadを使っていて「あれ、スクリーンショットが撮れない?」と困った経験はありませんか。大事な資料や、あとで見返したいWebサイトを保存できないと、作業が止まってしまって焦りますよね。
iPadのスクリーンショットができない原因は、単なる操作ミスから本体の設定、ときにはアプリ側の制限まで、意外と多岐にわたっています。特に、最新のOSにアップデートした直後などは、以前までのやり方が通用しなくなることも珍しくありません。
この記事では、iPadでスクリーンショットができないときの原因と今すぐ試せる解決策を分かりやすく紹介します。ホームボタンがあるモデルも最新のiPad ProやAirを使っている方も、この記事を読めばスッキリ解決できるはずです。
- お使いのiPadのモデルに合わせた正しいボタン操作と、最新OSでの「スワイプ撮影」の設定方法がわかります。
- スクリーンタイムや会社管理のプロファイル制限によって「禁止」されている状態を解除する手順がわかります。
- 写真が保存されない時のストレージ確認方法や、特定アプリで画面が真っ黒になる「仕様」の理由が解決します。
- 物理ボタンが故障して反応しない場合でも、画面タッチや背面タップを使って撮影できる便利ワザが身につきます。
iPadでスクショができない4つの主な理由
iPadでスクリーンショット(スクショ)が撮れないと、大事なメモを残せなくて困ってしまいますよね。実は、故障じゃなくてもちょっとしたコツや設定だけで直るケースがとても多いんです。
まずは、なぜ撮れないのか、その理由を大きく4つに分けて見ていきましょう。
| 原因の種類 | よくあるトラブルの内容 |
| 操作や見た目の問題 | ボタンを押すタイミングがずれている、カバーが邪魔をしている、ボタンそのものが壊れている |
| システムの一時的な不具合 | iPadの動きが固まっている(フリーズ)、システムの一時的なエラー |
| 設定による制限 | 「スクリーンタイム」で制限されている、会社や学校の管理下で禁止されている |
| アプリやサイトのルール | 銀行のアプリや動画サービスなど、セキュリティや著作権を守るために撮影が禁止されている |

多くの場合、iPadを一度消してつけ直す「再起動」や、設定をちょっと見直すだけで解決します。
ただ、仕事用の端末などは「最初から撮影できない設定」になっていることもあるので、順番にチェックしていきましょう。


物理ボタンの押し方にはコツがあります
実は「自分では同時に押しているつもりでも、ほんの少しタイミングがずれている」というのが、スクショできない理由で一番多いパターンなんです。
お手持ちのiPadがどのタイプかによって、押し方が変わるので確認してみてください。
ホームボタンがないモデル(iPad Pro / Air / mini など)


本体の上に付いている「トップボタン」と、横にある「音量ボタン(どちらでもOK)」を同時に、カチッと一瞬だけ押してください。
ずっと長押ししてしまうと、電源を切る画面が出たり、Siriが起動してしまったりします。 「短く、リズムよく押す」のがポイントですよ。
ホームボタンがあるモデル


本体の上にある「トップボタン」と、画面の下にある丸い「ホームボタン」を同時に、一瞬だけカチッと押します。
どちらかを先に押しすぎてしまうと、指紋認証が反応したり、画面が消えたりしてしまいます。 両手の指を使って、一気に「カチッ」と押すイメージで試してみてください。


ボタン以外に気をつけるポイント
ボタンの押し方以外にも、意外な落とし穴がいくつかあります。
- ケースやカバーがボタンに干渉している 新しく買ったカバーがボタンをしっかり覆いすぎていると、指の力が伝わらずにボタンが押せていないことがあります。 一度カバーを外した状態で、スクショが撮れるか試してみるのがおすすめです。
- ボタンそのものの故障 ボタンを押したときに「カチッ」という手応えがない場合、ボタンが中で壊れているかもしれません。 もしボタンが効かなくても、画面上の操作(アクセシビリティ機能)でスクショを撮る方法もあるので安心してくださいね。
- タイミングの練習 どうしてもタイミングが合わないときは、ボタンを「押す」というよりも「叩く」ようなイメージで、一瞬の動作に集中すると成功しやすいですよ。
スクショができない原因のほとんどは、こうした操作の慣れや、ちょっとした設定の違いにあります。 まずは「短く同時に押す」ことを意識して、もう一度試してみてくださいね。
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iPadのスクリーンショット設定と正しいやり方
ボタンの操作に間違いがないのに、なぜか写真が保存されないときは、iPadの中の設定を確認してみましょう。 「カシャッ」と音はするのに写真が入っていない場合、一番考えられるのはiPadの空き容量が足りなくなっているケースです。 以下の手順で、まずは容量に余裕があるかチェックしてみてください。
- 設定アプリを開きます
- 一般を選びます
- iPadストレージをタップします
- 画面の上のほうにあるグラフを見て、数GB(ギガバイト)くらいの空きがあるか確認します
もし容量がいっぱいなら、いらない写真や動画、使っていないアプリを消すことで、またスクリーンショットが保存できるようになります。 また、撮った直後に画面の左下に出てくる小さな画像(プレビュー)が出ないときも、まずは一度ここを確認してみるのがおすすめです。
Apple Pencilや指を使った便利な撮り方
最近のiPadなら、ペンや指で画面の端をシュッとなぞるだけでスクリーンショットを撮ることもできます。 ボタンを二つ同時に押すのが少し難しいと感じる方には、こちらのほうがずっと楽に撮れるはずです。 この機能を使えるようにするための手順は以下の通りです。
- 設定アプリを開きます
- Apple Pencilを選びます
- 下の方にあるペンシルジェスチャという項目を見ます
- 左下隅からスワイプ、または右下隅からスワイプをタップします
- スクリーンショットを選んでチェックを入れます
これで、画面の角から中央に向かって斜めにシュッと動かすだけで、いつでも写真が撮れるようになります。 専用のペンを持っていない方でも、この設定をしておけば指先一つで撮影できるようになるので、ぜひ試してみてくださいね。


スクリーンショットの制限・禁止設定を解除する方法
「ボタンも設定も間違っていないのに、どうしても撮影できない」という場合、iPadに制限がかけられている可能性があります。これには、自分で設定した「スクリーンタイム」と、会社などが管理する「プロファイル制限」の2種類があります。
スクリーンタイムによる制限をチェックする
お子様向けにiPadを制限している場合や、誤って設定してしまった場合、スクリーンショット機能が無効化されていることがあります。
- 「設定」アプリを開き、「スクリーンタイム」をタップします。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」を選びます。
- もしオンになっている場合は、一度オフにするか、「許可されたアプリ」の中に制限がかかっている項目がないか確認してください。
ここで「スクリーンショット」という項目が直接なくても、システム全体に厳しい制限がかかっていると機能が制限されることがあります。
会社や学校の管理(MDM)による禁止の解除
会社から支給されたiPadや、学校の共用端末の場合、「MDM(モバイルデバイス管理)」という仕組みでスクリーンショットが強制的に禁止されていることがあります。
この場合、ユーザー自身の設定画面でいくら探しても解除ボタンは見つかりません。「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」を確認し、何らかのプロファイルがインストールされているか見てみましょう。ここに「スクリーンショットの撮影を許可しない」という項目が含まれている場合、管理者に制限を解除してもらう以外に方法はありません。
フルページのスクリーンショットができない時の解決策
Webサイト全体を一枚の長い画像として保存したいのに、上部の「フルページ」というタブが出てこないという相談もよくあります。これにはいくつかの条件があります。
Safari以外のブラウザでは撮れないことが多い
まず知っておきたいのは、フルページのスクリーンショット機能は「Safari」での閲覧時がメインだということです。Chromeや公式アプリ内のブラウザでは、通常の画面収まる範囲しか撮れないことがほとんどです。
| フルページ撮影の条件 | 内容 |
| 対応ブラウザ | 原則として「Safari」のみ対応。 |
| 保存形式 | 保存先を「写真」ではなく「ファイル」にするとPDF形式で保存される。 |
| サイトの構造 | ページ内で特殊なスクロール制御をしているサイトは、途中で切れることがある。 |
もしSafariを使っているのに「フルページ」が出ない場合は、ページが完全に読み込まれるまで待つか、一度ページを更新してみてください。それでもダメな場合は、広告ブロックアプリが干渉している可能性も考えられます。
保存先が「ファイル」アプリになる点に注意
フルページで撮影した画像は、通常の「写真」アルバムではなく「ファイル」アプリの中にPDFとして保存されるのが基本です。撮影後の編集画面で、右上の「完了」を押したときに「PDFを“ファイル”に保存」という選択肢が出るか確認しましょう。写真ライブラリを探しても見つからないのは、この保存先の違いが原因であることが多いです。
物理ボタンを使わずにスクリーンショットを撮る便利ワザ
「ボタンが固くて押しにくい」「故障して反応しない」という方には、画面上の操作だけで完結する代替案がおすすめです。これを使えば、指一本で楽に撮影ができます。
AssistiveTouch(仮想ボタン)を設定する
画面上に白い丸印のアイコンを表示させ、それをタップして撮影する方法です。
- 「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」をオンにします。
- 「最上位メニューをカスタマイズ」で、よく使う項目に「スクリーンショット」を追加します。
- これで、画面上の丸いボタンをタップするだけで、いつでもスクリーンショットが撮れるようになります。
この方法は物理ボタンを一切使わないため、ボタンの寿命を延ばしたい方にも非常に人気があります。
背面タップ機能の活用(対応機種のみ)
iPadの背面を指でトントンと叩くだけで、スクリーンショットが撮れる便利な機能があります。 ※一部の比較的新しいモデル(対応機種)でのみ利用できます。
設定の手順は以下の通りです。
- iPadの「設定」アプリを開きます。
- 「アクセシビリティ」をタップします。
- 「タッチ」を選びます。
- 画面の一番下にある「背面タップ」をタップします。
- 「ダブルタップ」(2回叩く)または「トリプルタップ」(3回叩く)のどちらかを選びます。
- 一覧の中から「スクリーンショット」を探してタップし、チェックを入れます。
これで設定は完了です。ボタンを押す手間がなくなり、手軽に撮影できるようになります。
アプリ側で禁止されている場合の「黒塗り」現象
特定のアプリ、例えば「U-NEXT」や「Netflix」などの動画配信アプリや銀行・証券系のアプリでスクリーンショットを撮ろうとすると、画面が真っ黒になったり「撮影できません」という警告が出たりします。
これはアプリ側が「DRM(デジタル著作権管理)」や「セキュリティ保護」の技術を使って、意図的に撮影をブロックしている状態です。iPadの設定をどう変更しても、これらを解除して撮影することはできません。これは不具合ではなく「仕様」ですので、残念ながら諦めるほかありません。
無理にサードパーティ製の録画アプリなどを使おうとしても、音声だけが記録されて画面は真っ暗なまま、という結果になります。
どうしても解決しない場合の最終チェックリスト
ここまでご紹介した方法を試しても、どうしてもスクリーンショットが撮れないという場合、いよいよ最後の確認手段となります。
これからお伝えする3つのことは、iPadの調子を根本的に整えるための、いわば「最後の手段」です。
- 強制再起動を試す: 通常の電源オフではなく、音量ボタンの上下を素早く押してからトップボタンを長押しし続ける「強制再起動」で、システムをリフレッシュします。
- iOSを最新にする: 特定のバージョンだけで起きるバグかもしれません。「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を確認しましょう。
- すべての設定をリセット: データは消えませんが、Wi-Fiパスワードや壁紙などの設定が初期化されます。「設定」→「一般」→「転送またはiPadをリセット」から行えます。
1. 「強制再起動」を試してみる
ふだん使う電源オフ(画面をスライドして切る方法)ではなく、iPadを無理やりリフレッシュさせる、少し強力な方法です。iPadが根詰まりを起こしているときに、すっきりさせるイメージです。
やり方は以下の通りです。少しリズムよくやってみてください。
- 音量を上げるボタン(上側)をポンと1回押して、すぐ離します。
- 次に、音量を下げるボタン(下側)をポンと1回押して、すぐ離します。
- 最後に、電源ボタン(トップボタン)をずっと押し続けます。画面が真っ暗になり、Appleのマーク(リンゴのマーク)が出るまで、指を離してはいけません。
Appleマークが出たら指を離して、iPadが立ち上がるのを待ちます。
2. iPadのシステム(iOS)を最新にする
今お使いのiPadのシステム(iOS、またはiPadOSといいます)に、たまたまスクリーンショットが撮れなくなる不具合(バグ)が含まれているかもしれません。
新しいバージョンではその不具合が直っていることが多いので、アップデート(更新)を確認してみましょう。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップします。もし新しいバージョンがあれば、画面の指示に従って更新してください。
3. 「すべての設定をリセット」する
これは少し勇気が要る方法ですが、設定のどこかがおかしくなっている場合に有効です。
まず大事なことですが、写真、動画、連絡先、インストールしたアプリなどの大事なデータは消えませんので安心してください。
消えるのは、あなたが自分で決めた「設定」です。例えば、Wi-Fiのパスワード、画面の壁紙、アラームの時間、キーボードの設定などが、全部買ったばかりの状態に戻ります(Wi-Fiのパスワードなどは、もう一度入力し直す必要があります)。
これら全てを試しても物理ボタンが全く反応しない場合は、Appleサポートへの修理相談を検討する時期かもしれません。
故障と判断する目安
もし以下の症状に当てはまるなら、ソフトウェアではなくハードウェア(物理的)な故障の可能性が高いです。
- 音量ボタン単体でも音量が変わらない。
- トップボタンを押しても画面がロックされない。
- ボタンが沈み込んだまま戻ってこない。
- AssistiveTouchなどの「画面上の操作」なら撮影できるのに、ボタンだけがダメ。
ボタンの接触不良は、修理に出す前に「隙間のゴミをエアダスターで飛ばす」だけで直ることも稀にありますが、無理に針などでつつくと悪化するため注意してください。
まとめ:iPadでスクリーンショットを撮るために
iPadでスクリーンショットができない原因は、操作のタイミングといった些細なことから、管理設定による制限まで様々です。まずは「再起動」と「ボタンの押し方」を再確認し、それでもダメなら「スクリーンタイム」や「ストレージの空き」を疑ってみるのが最短ルートです。
物理ボタンが押しにくいと感じているなら、この機会にAssistiveTouchやジェスチャー操作をメインに切り替えてみるのも良いでしょう。ボタンの故障を気にせず、よりスムーズにiPadを使いこなせるようになります。
この記事で紹介した対策を一つずつ試して、快適なiPadライフを取り戻してくださいね。
iPadのスクリーンショットに関するよくある質問(FAQ)
iPadのスクリーンショットについて、よくある質問をまとめました。トラブル解決の参考にしてください。
- スクリーンショットの正しい撮り方を教えてください。
-
iPadのモデルによって操作方法が異なります。
- ホームボタンがないモデル(iPad Pro / Air / mini など):
- 本体上部の「トップボタン」と、側面の「音量ボタン(どちらか片方)」を同時に、一瞬だけカチッと押します。
- 長押しすると電源オフ画面やSiriが起動してしまうので注意してください。
- ホームボタンがあるモデル:
- 本体上部の「トップボタン」と、画面下部の丸い「ホームボタン」を同時に、一瞬だけカチッと押します。
- どちらかを先に押しすぎると、指紋認証が反応したり画面が消えたりすることがあります。
- ホームボタンがないモデル(iPad Pro / Air / mini など):
- シャッター音は鳴るのに、写真が保存されません。
-
iPadのストレージ(空き容量)が足りない可能性があります。以下の手順で確認してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「iPadストレージ」をタップし、グラフで空き容量を確認します。数GB(ギガバイト)程度の余裕が必要です。
容量がいっぱいの場合は、不要な写真、動画、アプリを削除してください。
- 動画配信アプリや銀行アプリで撮影すると画面が真っ黒になります。
-
これはアプリ側の仕様(著作権保護やセキュリティ)によるものです。
動画配信アプリ(Netflix、U-NEXTなど)や銀行アプリ、証券アプリなどは、スクリーンショット機能が自動的にブロックされるように設計されています。iPadの設定で解除することはできませんので、ご了承ください。
- 会社や学校から支給されたiPadでスクリーンショットが撮れません
-
会社や学校の管理下にあるiPad(MDM端末)では、セキュリティのためにスクリーンショットが禁止されていることがあります。「設定」 > 「一般」 > 「VPNとデバイス管理」にプロファイルがある場合は、管理者に相談してください。
- ボタンが反応しない場合、どのように撮影すればいいですか?
-
物理ボタンを使わずに撮影できる便利な機能があります。
- AssistiveTouch(仮想ボタン): 画面上に表示される白い丸印のボタンをタップして撮影します。
- 背面タップ(対応機種のみ): iPadの背面を2回または3回叩いて撮影します。
- スワイプジェスチャ(Apple Pencilまたは指): 画面の角から中央に向かってスワイプして撮影します。
設定方法は記事内の各セクションを参照してください。
- Webページ全体を1枚の画像として保存したいです(フルページ)。
-
Safariブラウザを使用し、以下の手順で撮影します。
- Safariで撮影したいWebページを開きます。
- 通常通りスクリーンショットを撮ります(Q1参照)。
- 画面左下に出るプレビューをタップします。
- 上部の「フルページ」タブをタップします。
- 「完了」をタップし、「PDFを“ファイル”に保存」を選びます(※ファイルアプリに保存されます)。
※Safari以外のブラウザでは撮れないことがほとんどです。
