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プラスメッセージ(+メッセージ)とは?徹底解説

今回は「プラスメッセージ(+メッセージ)」について、詳しく解説していきます。

 

プラスメッセージは、SMSと同じように電話番号を使ってメッセージを送ることができるサービスですが、それだけではありません。

 

写真やスタンプも送れる便利な機能がたくさんあります。

初心者の方でも分かりやすいように実際の使い方や料金についても詳しく説明します。

 

この記事で分かること

  • プラスメッセージとは何か?
  • プラスメッセージでできること
  • プラスメッセージの使い方
  • プラスメッセージとSMSの違い

プラスメッセージとは何か?

まず、プラスメッセージって何なのか、簡単に説明しますね。

 

プラスメッセージはdocomo、au、Softbankの3大キャリアが提供するメッセージングサービスで

電話番号を使ってメッセージを送ることができます。

 

SMSに似ていますが写真や動画、スタンプも送れるのが特徴です。

 

最近ではY!mobileなどのサブブランドやMVNOでも利用できるようになってきてますます便利になっています。

 

プラスメッセージの概要と特徴

プラスメッセージの大きな特徴は、RCS(リッチコミュニケーションサービス)規格に基づいていることです。

 

これによって、テキストメッセージだけでなく、

写真や動画、スタンプなども送ることができます。

 

また、既読・未読の確認もできるので、

相手がメッセージを読んだかどうかが分かります。

 

家族や友達と一緒に撮った写真を送ったり、

旅行の動画を共有したりするのにとても便利です。

 

また、スタンプを使って気軽に気持ちを伝えることもできます。

 

SMSでは文字だけのやり取りしかできませんが、

プラスメッセージなら感情表現が豊かになります。

 

さらに、プラスメッセージは電話番号だけでメッセージを送ることができるので、

相手のメールアドレスやLINEのIDを知らなくても大丈夫です。

 

電話帳に登録されている電話番号に

簡単にメッセージを送ることができるので、とても手軽です。

 

プラスメッセージの利用料金と通信料

プラスメッセージの料金体系は、パケット通信料に基づいています。

 

サービスの登録は無料でプラスメッセージ同士のやり取りも基本的に無料です。

SMSのように文字数に応じて料金が発生することはありません。

 

例えば、Wi-Fiに接続しているときやデータ定額の契約をしている場合は実質的に無料でメッセージを送ることができます。

 

ただし、相手がプラスメッセージを使っていない場合は、

SMSとして送信されるので、その場合はSMSの通信料がかかることがあります。

 

さらに、プラスメッセージはデータ通信を使用するため

動画や大きなファイルを送るときにはデータ通信料が発生します。

データ通信量が多いと速度制限を受ける場合もあるので、注意が必要です。

 

プラスメッセージでできること

プラスメッセージの魅力はSMSではできない多彩な機能を利用できることです。

写真や動画を送ったり、スタンプを使ったりすることで、よりリッチなコミュニケーションが可能です。

ここでは、具体的にどんなことができるのかを詳しく見ていきましょう。

 

多機能メッセージングの利便性

プラスメッセージでは写真や動画の送信が簡単にできます。

 

例えば、旅行先で撮った美しい風景の写真や、子どもの成長記録の動画を家族に送ることができます。

これにより、離れていてもリアルタイムで思い出を共有することができます。

 

スタンプも豊富に用意されており、感情を表現するのに便利です。

例えば、「ありがとう」の気持ちを伝えたいときには、かわいいスタンプを送るだけで、

文字では伝えきれない気持ちを簡単に伝えることができますよね?

スタンプは毎月新しいものが追加されるので、飽きずに楽しむことができます。

 

また、長文メッセージの送信にも対応しているので、

最大で全角2,730文字まで送ることができます。

 

SMSでは全角670文字が上限なのでプラスメッセージなら長い文章を一度に送ることができて便利です。

 

企業活用と顧客サービス

プラスメッセージは企業でも活用されています。

 

例えば、顧客サービスの一環として、商品の案内や

キャンペーン情報をプラスメッセージで配信することができます。

既読機能があるので、メッセージが届いたかどうかを確認でき、

顧客とのコミュニケーションがスムーズになります。

 

また、グループメッセージ機能を使えば、

複数の顧客に同時に情報を提供することができます。

 

例えば、新商品の発表会やイベントの案内を一斉に送ることができ、

情報を効果的に伝えることができます。

プラスメッセージは、顧客エンゲージメントの向上にも役立つツールです。

 

さらに、プラスメッセージは長文に対応しているため、詳細な説明を必要とする場合にも便利です。

例えば、商品の使用方法やトラブルシューティングのガイドを送ることで

顧客が自分で解決できるようにサポートすることができます。

 

プラスメッセージの使い方

プラスメッセージを使い始めるのはとても簡単です。

アプリのインストール方法や初期設定、実際のメッセージの送信方法について詳しく説明します。

アプリのインストールと初期設定

プラスメッセージのアプリをインストールします。

iPhoneとAndroidでそれぞれ手順が異なりますが、どちらも簡単に始められます。

 

iPhoneの場合

  1. App Storeから「プラスメッセージ」を検索してダウンロードします。
  2. アプリを開いたら、「次へ」をタップ
  3. アクセス権限の設定や通知の許可をそれぞれ「OK」をタップ
  4. 利用規約に同意
  5. プロフィール情報を入力すれば初期設定が完了します。

 

Androidの場合

  1. Google Playストアから「プラスメッセージ」をダウンロード
  2. アプリを開き、「次へ」をタップ
  3. 利用規約に同意
  4. 表示モードを選択(会話表示またはフォルダ表示)
  5. プロフィール情報を入力すれば、初期設定が完了します。

 

初めての設定は少し時間がかかるかもしれませんが、

一度設定してしまえば、あとはスムーズに使い始めることができます。

画面の指示に従って進めば、難しいことはありません。

 

メッセージの送信方法

実際にメッセージを送る方法を説明します。

アプリを開いて

iPhoneの場合は画面右上の「+」マークをタップします。

Androidの場合は「メッセージ」>「+」マークの順にタップします。

新しいメッセージを作成する画面が表示されるので、

送信する相手を選びます。

電話帳に登録されている連絡先から選ぶことができます。

 

メッセージ入力欄をタップして、送信したいメッセージを入力します。

写真や動画を添付したい場合は、入力欄の横にあるカメラアイコンをタップして、ファイルを選びます。

スタンプを使いたい場合は、スタンプアイコンをタップして、お気に入りのスタンプを選びます。

 

入力が完了したら、矢印のマークをタップしてメッセージを送信します。

 

相手がプラスメッセージを利用している場合は、メッセージが即座に届きます。

相手がメッセージを読んだかどうかは、既読マークで確認することができます。

 

プラスメッセージとSMSの違い

プラスメッセージとSMSは似ているようで、実は大きな違いがあります。

SMS +メッセージ
宛先 携帯電話番号(※1) 携帯電話番号(※2)
spモード契約 不要
アカウント・パスワード 不要 不要
最大文字数 全角670文字/1通(※3) 全角2730文字/1通
写真・動画 × ○(100MB)
ファイル添付 ×
グループメッセージ ×
既読・未読確認 ×
ボイスメッセージ ×
位置情報送信 ×
料金 3~33円(税込)/1通 (文字数によって異なる) パケット通信料 (初回認証後はWi-Fi利用可)

 

サービスの違いと機能比較

まず、プラスメッセージとSMSの機能の違いについて見ていきましょう。

 

プラスメッセージは写真や動画、スタンプなどを送ることができるリッチなメッセージングサービスです。

SMSは基本的にテキストメッセージのみのやり取りに限られます。

 

例えば、友達と旅行の計画を立てるとき

プラスメッセージなら詳細なスケジュールや写真を共有することができますが、

SMSではテキストのみのやり取りになります。

 

また、プラスメッセージでは長文メッセージの送信が可能なので、詳しい情報を一度に伝えることができます。

 

さらに、プラスメッセージにはグループチャット機能があり、

複数の相手と同時にコミュニケーションを取ることができます。

グループメッセージでは最大100人が同時にメッセージを共有することができるので、大人数でのやり取りにも便利です。

 

一方、SMSは基本的に一対一のコミュニケーションに限られます。

料金体系と通信料の違い

プラスメッセージはデータ通信を使用するため、

Wi-Fiに接続している場合やデータ定額の契約をしている場合は

実質的に無料でメッセージを送ることができます。

 

一方、SMSは文字数に応じて料金が発生します。

 

例えば、SMSで長文メッセージを送ると、

複数のメッセージに分割されそれぞれに料金がかかることがあります。

 

しかし、プラスメッセージなら長文を一度に送ることができるので

料金を気にせずに使うことができます。

 

また、プラスメッセージはデータ通信を使用するため、

大きなファイルを送るときにはデータ通信料が発生します。

 

データ通信量が多いと速度制限を受ける場合もあるので注意が必要です。

SMSは文字数に応じて1通ごとに課金される仕組みなのでデータ通信料の心配はありません。

 

プラスメッセージとLINEの違い

プラスメッセージとLINEはどちらも便利なコミュニケーションツールですが、それぞれに特徴があります。

どちらが自分に合っているかを知るために、ぜひ参考にしてみてください。

 

LINE +メッセージ
アカウント登録 必要(LINE ID) 不要(携帯電話番号)
通話機能 ×
SNS機能 ×
写真・動画 ○(100MB)
ファイル添付 ○(100MB)
グループメッセージ
既読・未読確認
ボイスメッセージ

 

アカウント登録の手間

プラスメッセージとLINEの大きな違いの一つは、アカウント登録の手間です。

 

LINEを利用するには個人情報の入力や連携をしてアカウント登録をしなければなりません。

プラスメッセージはアプリをインストールするだけで、アカウント登録が不要です。

 

例えば、LINEでメッセージを送るには相手の友だち登録が必要ですが、

プラスメッセージでは電話番号を知っていればすぐにメッセージを送ることができます。

 

使い始めるのが簡単なのはプラスメッセージの大きなメリットです。

 

通話機能とSNS機能の有無

LINEには無料通話機能がありますが

プラスメッセージには通話機能がありません。

 

LINEはメッセージのやり取りだけでなく、

無料通話もできるので、電話代を気にせずに長時間話すことができます。

 

また、LINEにはタイムラインなどのSNS機能があります。

タイムラインに近況を投稿すると、友だちに自分の様子を知ってもらうことができます。

一方、プラスメッセージはメッセージの送受信に特化しており、

タイムラインなどのSNS機能はありません。

 

 

技術的な違いとそのメリット

プラスメッセージとLINEが全く違う理由は、その使われている技術にあります。

LINEなどの多くのメッセージアプリは、認証には携帯電話番号を使用しますが、

テキストや画像の送受信にはインターネット技術を使っています。

 

一方で、プラスメッセージはインターネットではなく

「RCS」(Rich Communication Services)という技術を使っています。

 

RCSは、電話番号を通じて短いメッセージをやり取りする「SMS」(Short Message Service)の後継技術で、

携帯電話番号を通じて携帯電話回線のデータ通信を使ってメッセージや画像、動画をやり取りできるようにするものです。

 

このため、プラスメッセージは携帯電話会社が提供できるSMSの進化版といえます。

SMSと同じように相手の電話番号さえ分かればメッセージの送受信が可能です。

 

しかし、メッセージの送受信には音声回線ではなくデータ通信を使うため、

送信時にかかるのはLINEと同じくデータ通信料だけです。

SMSのように送信ごとにお金がかかるわけではないので安心してメッセージをやり取りできます。

 

プラスメッセージの機能やサービス内容はLINEと大きく変わりません。

テキストや画像、動画を送り合ったり、グループチャットをしたりできます。

スタンプの送信や追加も可能で、携帯各社の公式アカウントも利用できます。

 

ただし、プラスメッセージは携帯電話のネットワークを使っているため、音声通話は通常の電話アプリを使って行います。

 

また、プラスメッセージを使っていない人にメッセージを送る場合、

SMSを使うので送信料がかかります。

 

さらに、プラスメッセージは携帯電話回線に結びついたサービスなので、

全ての携帯電話利用者が使えるわけではありません。

 

提供開始当初は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのメインブランドでしか利用できませんでしたが、

2021年から2022年にかけて「ワイモバイル」や「UQ mobile」などのサブブランドや

「povo」「LINEMO」などのオンライン専用プラン、

さらには3社の回線を使ったMVNOでも利用できるようになりました。

 

しかし、楽天モバイルのユーザーはプラスメッセージを利用できません。

 

楽天モバイルは同じRCS技術を使った「Rakuten Link」というサービスを提供しているためです。

Rakuten Linkは国内通話を無料にし、利用者同士であればSMSも無料で送受信できるサービスです。

ただし、Rakuten Linkとプラスメッセージは互換性がないため、

楽天モバイルの回線でプラスメッセージを利用することはできません。

互いにメッセージを送るときにはSMSを使うため、料金がかかる点に注意が必要です。

 

行政サービスでの活用の可能性

プラスメッセージは、LINEと比べると認知度や利便性の点でまだ追いついていない部分がありますが、

携帯大手が提供しているため利用者が多く、

インターネットではなく携帯電話回線を使っているという特性があります。

 

これにより、今後は行政サービスでの利用が期待されています。

 

 

  • この記事を書いた人

キコ

ガジェットが大好きな主婦です。 主婦目線で日々の生活に役立つ日々の生活に役立つ最新のガジェット情報、お金に関する知識、そしてスマホアプリの便利な使い方を紹介しています。主婦の視点から、実用的で有益な情報を提供し、読者が「これは役に立つ!」と感じる内容を目指して記事を書いています。

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