+87から始まる電話番号は詐欺?+870や+879の正体と拒否設定【2026最新】

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スマホに見慣れない「87」から始まる長い番号から着信があると、びっくりしますよね。「どこかの国からの国際電話?」「もしかして重要な連絡?」と不安に思ったり、気になるかもしれませんが、安心してください。

心当たりのない「87」から始まる番号は、99.9%が詐欺やスパム電話と考えて大丈夫です。

この記事では、この番号の正体と、2026年現在も続いている巧妙な手口、そして二度とかかってこないための設定をわかりやすくまとめました。

この記事で分かること
  • 「+87」番号の正体が、日常生活ではまず関わることがない衛星電話(インマルサット)である理由
  • 警察、総務省、日本信用情報機構(JICC)などを装って個人情報を狙う巧妙な詐欺手口の具体例
  • 万が一電話に出てしまった時や、折り返してしまった際でも落ち着いて対処できる具体的なステップ
  • iPhoneやAndroid端末、各携帯キャリアで迷惑な国際電話を完全にシャットアウトする設定手順
目次

87から始まる電話番号の正体は?

「+87」で始まる番号は、どこか特定の国からかかってきているわけではありません。これは「衛星電話」という、特別な機械を使って宇宙の衛星とやり取りする電話に割り振られた番号です。

衛星電話「インマルサット」とは

「870」などの番号は、主に「インマルサット(Inmarsat)」という衛星通信サービスで使用されています。これは地上の基地局が届かない洋上の船舶、飛行機、あるいは砂漠や山岳地帯といった極地で通信するために使われるものです。

一般的な生活を送っている中で、衛星電話から個人宛に連絡が来ることは、特別な職業や趣味(遠洋漁業の関係者、海外の特殊部隊など)を持っていない限り、まずあり得ません。そのため、この番号から着信があった時点で「自分には関係のない、怪しい電話だ」とすぐに判断しても大丈夫です。

「879」や「11桁以上の番号」について

最近では「+870」以外にも、「+879」といった予備の番号帯や、発信元を偽装した非常に長い桁数(13桁〜15桁など)の番号からの着信も増えています。

以前は「+871〜+874」が使われていましたが、現在は利便性のために「+870」に統合されています。しかし、詐欺グループは追跡を逃れるために、敢えて古い番号帯や実験的な番号帯を偽装して表示させることがあります。先頭に「+87」がついている番号はすべて、衛星通信を介した国際電話扱いに分類されるため、一律で警戒が必要です。

【2026年最新】「+87」を悪用した詐欺の巧妙な手口

本来は救難活動やインフラ維持に使われるべき衛星電話番号がなぜ個人のスマホにかかってくるのでしょうか。その理由は「発信元を特定しにくい」「高額な通話料を詐取できる」という詐欺グループにとってのメリットがあるからです。

1. 公的機関や大手企業を騙る自動音声

2026年現在、最も多く報告されているのが、総務省、警察庁、日本信用情報機構(JICC)、さらには大手通信キャリアを名乗る手口です。

電話に出ると「こちらは総務省です。あなたの電話は2時間以内に停止されます。詳細を確認するには1番を押してください」といった自動音声が流れます。指示に従ってボタンを押すと、オペレーターを名乗る人物に繋がり、個人情報や銀行口座、クレジットカード情報を聞き出される仕組みです。公的機関やNTTなどの大きな会社が国際電話(しかも衛星電話)を使って、自動音声で連絡してくることは絶対にありません。

2. 「警察官」を装い、末尾4桁を「0110」にする偽装

「+870….0110」のように、末尾に日本の警察を連想させる「110」を付け加えた番号からかかってくることもあります。

彼らは「あなたの名義のカードが詐欺に使われた」「重要参考人になっている」と脅し、身の潔白を証明するためと称して、ビデオ通話で身分証を提示させたり、現金を指定の口座へ振り込ませたりします。「トラブル防止のために録音している」といった言葉で信頼させようとしますが、これらはすべて偽物です。

3. 高額な通話料を狙った「ワン切り」

数回だけコールを鳴らして切る、いわゆる「ワン切り」も依然として横行しています。これは、着信履歴を見たユーザーが「どこからの電話だろう?」と折り返してくるのを待つ手口です。

衛星電話への通話料は非常に高額で、1分間で300円から、高い場合には数千円に達することもあります。この通話料の一部がキックバックとして詐欺グループに流れる仕組みがあるため、折り返し電話そのものが彼らの利益に直結してしまうのです。

「+87」だけじゃない!要注意の国際番号帯リスト

詐欺に使われやすい国際番号は「+87」に限りません。中には一見して有名な国の番号もありますが、犯罪グループはそれを逆手に取って安心感を与え、巧妙な詐欺の手口に利用しています。

以下は、実際に詐欺被害が報告されている代表的な国番号です。もし知らない番号から着信があったら、このリストに該当しないかチェックしてみてください。

国番号国・地域特徴・注意点
+1アメリカ・カナダ信用されやすいが、スパムやフィッシング詐欺に使用されることが多い。
+44イギリスSMSや通話を使った銀行詐欺、荷物の不在通知を装う詐欺の報告例あり。
+86中国アジア圏で詐欺通話の発信源として多く報告。日本語音声の詐欺もあり要注意。
+82韓国日本国内に対して偽装電話やアンケート詐欺に使われたケースがある。
+852香港日本人を狙った架空請求やフィッシング電話の事例が確認されている。
+676トンガ過去に「ワン切り詐欺」の発生源として日本国内で大きな話題になった。
+960モルディブ短いコールで切るワン切り詐欺に使用されることが非常に多い。
+881衛星通信(Iridium等)通話料が非常に高額な国際衛星通信番号。詐欺に悪用されることも多い。

これらの番号から着信があった場合、特に心当たりがない限りは「出ない・かけ直さない」ことが鉄則です。

もし「+870」「+879」に出てしまった・折り返してしまったら

「うっかり電話に出てしまった」「国際電話だと気づかずに折り返してしまった」という場合でも、落ち着いて対処すれば被害を最小限に抑えることができます。

電話に出てしまった場合

ただ電話に出ただけで、スマホ内のデータが盗まれたり、即座に高額請求が発生したりすることはありません。しかし、相手は「この番号は生きていて、本人が電話に出る」という情報を得たことになります。

今後はさらに多くの迷惑電話がかかってくる可能性があるため、以下の対策を徹底してください。

  • すぐに切る: 相手が誰であろうと、話し始めても、不審に感じた瞬間に通話を終了してください。何も言わずに切って大丈夫です。
  • 情報を与えない:あなたの情報を知っているフリをしてきても、何も答えないでください。 「はい」「いいえ」などの単純な返答も避け、何も話さずに切るのがベストです。
  • ボタン操作をしない:「1番を押して」と言われても、絶対に押してはいけません。 指示に従って「1」などを押すと、より深刻な詐欺フェーズに移行してしまいます。

電話に出ることで「この番号は誰かが使っている」ということが相手に伝わってしまいます。今後はさらに迷惑電話が増えるかもしれないので、この後で紹介するブロック設定をしておきましょう。

折り返してしまった場合

もし数十秒程度の通話をしてしまったなら、次回の携帯料金の請求に国際通話料が加算されることは覚悟しなければなりません。数分以上話してしまった場合は、キャリアのマイページ等で利用料金の概算を確認することをお勧めします。

また、相手に自分の声や「国際電話でも折り返してくるカモである」という認識を与えてしまったため、今後はSMS(ショートメッセージ)によるフィッシング詐欺なども増えることが予想されます。見知らぬURLは絶対にクリックしないよう、これまで以上に警戒を強めてください。

二度と鳴らさない!「+87」着信を完全にブロックする設定術

個別の番号を拒否しても、詐欺グループは次々と新しい番号を用意してきます。根本的な解決には、キャリアが提供するサービスやスマホの標準機能を活用するのが最も効果的です。

主要キャリアの国際電話拒否サービス

各携帯会社は、国際電話の着信を一括で制限したり、迷惑電話を自動でフィルタリングしたりするサービスを提供しています。

キャリア推奨サービス・対策料金(税込)
ドコモ「迷惑電話ストップサービス」または国際電話一括拒否無料
au「迷惑メッセージ・電話ブロック」アプリの活用月額385円(会員無料)
ソフトバンク「ナンバーブロック」または国際電話拒否月額110円(オプション)
楽天モバイルOS標準のブロック機能を利用無料

iPhone / Android端末での標準設定

何度も電話が来るのを防ぐには、スマホの設定を変えるのが一番早くて確実です。設定を一度済ませてしまえば、もうドキドキする必要はありません。

iPhoneで設定する

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「電話」を選びます。
  3. 「不明な発信者を消音」という項目をオンにします。

これで、連絡先に登録していない番号からの電話は鳴らなくなります。

履歴には残るので、後で誰からの電話だったか確認することもできます。

Androidで設定する

  1. 「電話」アプリを開きます。
  2. 右上の「メニュー(3つの点)」から「設定」を選びます。
  3. 「ブロック中の電話番号」を選びます。
  4. 「不明な発信者」をオンにします。

※スマホの種類によって少し名前が違うことがありますが、大体同じ流れで設定できます。

まとめ:知らない番号には「反応しない」が最強の防衛

「87」から始まる電話番号の正体は、日常ではまず使われない「衛星電話」です。そして現在、その希少性を逆手に取った国際電話詐欺が多発しています。

もしあなたのスマホに「+87」から着信があったら、以下の3点を徹底してください。

  1. 絶対に出ない、折り返さない: 相手の目的はあなたの金銭と個人情報です。
  2. すぐに着信拒否設定をする: 端末の機能やキャリアのサービスをフル活用しましょう。
  3. 不安なら専門機関に相談する: 警察の相談専用電話「#9110」や、国民生活センターへの相談も有効です。

知らない番号、特に「+」から始まる海外からの電話は、最初から「出ない」と決めておくことが、あなたと大切な人の財産を守る最も確実な方法です。

+87から始まる電話番号に関するよくある質問(FAQ)

+87から始める電話番号について特に多い疑問をまとめました。

870から始まる11桁の番号は国内の番号ですか?

いいえ、11桁であっても、先頭に「+」がついている場合は国際電話です。日本の携帯電話番号(080や090など)も11桁ですが、これとは全くの別物です。国際電話の表記ルールにより、日本の番号を海外からかけると「+81 80…」となりますが、「+870…」は前述の通り衛星電話を指します。

留守番電話に「法的措置」というメッセージが入っていました。

100%嘘ですので、無視して削除してください。本物の裁判所や警察が、衛星電話の自動音声で法的措置を予告することはありません。こうしたメッセージは、受け手をパニックに陥らせて折り返させるための古典的な手法です。

「879」から始まる番号も詐欺ですか?

「879」もITUによって予約・割り当てられている特殊な番号帯ですが、これを個人が一般通話で使用することはまずありません。2026年現在、この番号帯からの着信も詐欺目的である可能性が極めて高いため、同様に無視を推奨します。

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