深夜や早朝、ふと思いついた用件をLINEで伝えたいけれど、「今送ると通知音で相手を起こしてしまうかもしれない」と躊躇したことはありませんか。 明日になってから送ろうと思っても、朝の忙しさでつい忘れてしまい、結局連絡が遅れてしまうのはよくある悩みです。
そんな時に活用したいのが、LINEの「ミュートメッセージ」機能です。 この機能を使えば相手のスマホに通知音やバイブレーションを鳴らすことなく、メッセージをそっと届けることができます。
この記事では、LINEのミュートメッセージの正しい設定方法から送り方、さらには相手側からどう見えるのかまで説明します。この記事を最後まで読めば、時間帯や相手の状況を気にしすぎることなく、スマートにLINEを使いこなせるようになるはずです。
- LINEラボからミュートメッセージ機能をオンにする具体的な設定手順
- 送信ボタンを長押しして通知なしでメッセージやスタンプを送る操作法
- iPhoneとAndroidで異なる通知バッジの見え方と周辺機器の挙動
- 急ぎの連絡には向かない理由や相手に迷惑をかけない活用シーン
LINEのミュートメッセージとは?
LINEのミュートメッセージとは、メッセージを送ったときに相手の端末で通知を鳴らさないようにする特別な送信方法です。 通常、LINEが届くとスマホの画面が明るくなったり、音が鳴ったり、震えたりしますが、これらをすべて無効にした状態でメッセージを届けることができます。
この機能は、LINEが正式にリリースする前の新機能を試験的に試せる「LINEラボ」という枠組みの中で提供されています。 そのため、初期設定ではオフになっていて、自分で設定を有効にしないと使うことができません。 相手に迷惑をかけたくないという優しさから生まれた機能といえますが、あくまで通知を止めるだけなので、メッセージ自体は通常通り相手のトーク画面に届きます。
【図解】ミュートメッセージの設定方法|LINEラボの出し方
ミュートメッセージを使い始めるための準備は、たった一度の設定で完了します。
一度スイッチをオンにしてしまえば、それ以降はずっと通知なしで送る機能が使えるようになるので、最初だけ頑張って設定してみましょう。
iPhoneを使っている方もAndroidを使っている方も、操作の流れはほとんど同じです。

設定画面から「LINEラボ」を開く方法
まずは、LINEのアプリを立ち上げて、ホーム画面を表示してください。 画面の右上にある、歯車の形をしたマークをタップすると設定メニューが開きます。 設定メニューにはたくさんの項目が並んでいますが、少し下の方までスクロールしていくと「LINEラボ」という文字が出てきます。
このLINEラボは、LINEが新しく開発している便利な機能を、正式に登場する前に一足早く試すことができる特別な場所です。 ここをタップすることで、ミュートメッセージの設定画面に進むことができます。
ミュートメッセージ機能をオンにする手順
LINEラボの画面を開くと、現在試すことができる機能がいくつか表示されます。 その一覧の中から「ミュートメッセージ」という項目を探してみてください。 項目の右側にスイッチがあるので、そこをタップして色が変わった状態(オン)にします。
これで、メッセージを送る時にいつでも「通知なし」を選べる準備が整いました。 特別な申し込みなどは一切必要なく、このスイッチを切り替えるだけで大丈夫です。
【実践】ミュートメッセージの送り方|テキスト・スタンプ・写真
設定が完了したら、実際にメッセージを送ってみましょう。 通常の送信方法と少しだけ手順が異なりますが、慣れれば数秒で終わる簡単な操作です。
基本のテキスト送信手順
トーク画面で送りたいメッセージを入力するところまでは、いつもと同じです。 メッセージを入力し終えたら、入力欄の右端にある「紙飛行機アイコン(送信ボタン)」に指を置きます。 ここを軽くタップするのではなく、1秒ほど「長押し」するのがポイントです。
長押しをすると、画面に「通常メッセージ」と「ミュートメッセージ」という2つの選択肢が吹き出しのように表示されます。 ここで「ミュートメッセージ」を選んでタップすれば、相手に通知を飛ばさずに送信が完了します。 この操作を忘れて通常通りタップしてしまうと、音や振動が鳴ってしまうため注意してください。
スタンプを無音で送るための事前設定
スタンプをミュートで送る場合は、少しだけ準備が必要です。 スタンプを選択した瞬間に送信されてしまう設定になっていると、長押しの操作が間に合わないからです。 あらかじめ「設定」>「スタンプ」と進み、「スタンププレビュー」をオンにしておきましょう。
この設定がオンになっていれば、スタンプを選んだ際に一度画面中央に大きく表示されます。 その状態で、画面右下に出現する送信ボタンを長押ししてください。 するとテキストの時と同じように選択肢が出るので、ミュートメッセージを選んで送信します。 かわいいスタンプを夜中にこっそり送りたい時に、このテクニックは非常に役立ちます。

写真や動画も通知なしで送れる
写真や動画、ボイスメッセージなどのメディアファイルも、同様の操作でミュート送信が可能です。 カメラロールから写真を選択した後、送信確認画面で紙飛行機アイコンを長押ししてください。 特に動画などのデータ量の大きいファイルは、受信側での処理に時間がかかることがあり、不意に通知が鳴ると驚かせてしまうこともあります。 夜間に大量の写真を送る際などは、この機能を積極的に活用するのがおすすめです。
送られた側の画面はどうなる?バレる心配は?
ミュートメッセージを送る際、一番気になるのが「相手にはどう見えているのか」という点ではないでしょうか。 通知がいかないことで相手に不審に思われたり、設定がバレて気まずくなったりしないかという不安を解消していきましょう。
iPhoneとAndroidでの見え方の違い
相手が使っているスマホの種類によって、少しだけ見え方が変わることがあります。 iPhoneの場合、画面上の通知は一切出ませんが、LINEアプリのアイコンの右上に赤い数字(バッジ)は表示されます。 つまり、相手がふとスマホの画面を見た時に、LINEが届いていること自体には気づけるようになっています。
一方でAndroidの場合、機種や設定にもよりますが、通知バッジすら表示されないケースが多いです。 相手がLINEアプリを実際に開くまでは、新しいメッセージが届いていることに全く気づかない可能性もあります。 このように機種によって反応が異なるため、絶対にすぐに読んでほしい急ぎの用件には向かない機能であることを覚えておくと良いでしょう。
Apple Watchなどのスマートウォッチでの挙動
最近はスマートウォッチを使っている人も増えていますが、ここでもミュートメッセージはしっかり効果を発揮します。 通常、LINEが届くと腕元でブルブルと振動したり通知が表示されたりしますが、ミュートメッセージで送るとスマートウォッチも反応しません。 会議中や就寝中など、腕元での通知が気になりやすい環境にいる相手に対しても、安心して送ることができます。
グループトークで送った場合の影響
グループトークでミュートメッセージを送った場合、そのグループに参加している全員に対して通知がいかなくなります。 誰か一人だけに通知を飛ばさないといった器用なことはできませんが、夜遅くにグループ全体へ連絡事項を流しておきたい時にはとても役立ちます。 「深夜に失礼します」と一言添えるのがマナーではありますが、ミュートメッセージを使えば実質的な迷惑を最小限に抑えることができるため、配慮の深さが伝わるはずです。
相手が「通知オフ」に設定している場合との違い
もし相手がすでにあなたのトークルームを「通知オフ」に設定している場合、ミュートメッセージで送っても通常メッセージで送っても、相手への影響は変わりません。 しかし、こちらからは相手が通知をオフにしているかどうかは判別できません。 そのため、常に「相手は通知をオンにしているかもしれない」という前提で、深夜などの配慮が必要な時間帯にはミュートメッセージを使うのが最も確実で優しい選択となります。

ミュートメッセージができない・設定が出ない時の解決ガイド
手順通りに進めているつもりでも、なぜかミュートメッセージが送れないことがあります。 そんな時にチェックしてほしいポイントを、最新の情報を踏まえてまとめました。 ご自身の状況に当てはまるものがないか、上から順番に確認してみてください。
送る相手や使っている道具に原因がある場合
まず確認したいのが、メッセージを送ろうとしている「相手」と、あなたが使っている「端末」の種類です。 実は、LINEの全ての機能がどこでも使えるわけではありません。
企業のアカウントやお店の公式LINEなどには、ミュートメッセージを送ることができません。 これはLINEのシステム上の決まりで、私たちが設定で変えることはできない部分です。 また、パソコン版のLINEアプリも、今のところミュートメッセージの送信には対応していません。 深夜にパソコンで作業をしていて「通知なしで送りたい」と思っても、スマホに持ち替えて操作する必要があります。
iPadを使っている方は、キーボードの操作に注意が必要です。 外付けのキーボードで「Enterキー」を押して送信してしまうと、通常のメッセージとして送られてしまいます。 面倒でも画面上の送信アイコンを指で長押しして、メニューを出すようにしてください。
LINEの設定やアプリの状態に原因がある場合
相手も端末も問題ないのに使えない時は、LINEアプリの中身を確認してみましょう。 意外と多いのが、アプリの自動更新によって設定がリセットされてしまうケースです。
LINEは定期的に大きなアップデートを行いますが、そのタイミングで「LINEラボ」でお試し中だった設定が勝手にオフに戻ることがあります。 「前はできていたのに急にできなくなった」という時は、もう一度設定画面を開いて、スイッチがオンになっているか見てみてください。
また、アプリのバージョンが古すぎると、そもそもミュートメッセージの機能自体が表示されません。 iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playストアを開いて、LINEに「アップデート」のボタンが出ていないか確認するのが一番の近道です。
スマホの画面や操作の仕方に原因がある場合
機能はオンになっているのに、送信ボタンを長押ししてもメニューが出ないという場合、スマホの画面に物理的な原因があるかもしれません。
画面が汚れていたり、水滴がついていたりすると、スマホが「長押し」を正しく認識してくれません。 また、画面を保護するガラスフィルムが厚すぎたり、感圧式の古い機種を使っていたりすると、反応が鈍くなることもあります。 指の腹で少し広めの面積を意識して、1秒から2秒ほど、じわっと押し込むように操作してみてください。
パッと確認!ミュートメッセージが使えない理由チェック表
今の状況を以下の表と照らし合わせてみてください。 スマホでこの表を見るだけで、何が原因で送れないのかがすぐに分かります。
| チェック項目 | 送れる? | 理由とアドバイス |
| 家族や友だち | 〇 | 基本的にどこでも使えます。 |
| 5人以上のグループ | 〇 | 全員に対して通知なしで届きます。 |
| お店・企業の公式LINE | × | システム上、対応していません。 |
| パソコン版のLINE | × | スマホアプリ版のみの機能です。 |
| iPad版(画面操作) | 〇 | 送信アイコンを長押しすれば使えます。 |
| iPad版(キーボード) | × | Enterキーでは通常送信になります。 |
| LINEラボの設定 | 〇 | スイッチが「オン」なら使えます。 |
このように、原因は「相手」「端末」「設定」のどれかにあることがほとんどです。一つずつ確認していけば、必ずまた便利に使い直すことができるようになります。

もしこれらを試してもダメな場合は、一度スマホ自体の電源を切り、再起動してから試してみてください。


知っておきたい注意点とおすすめの活用シーン
ミュートメッセージは、相手への思いやりを形にできるとても素敵な機能です。 でも、便利だからといって何でもかんでも通知なしで送ればいいというわけではありません。 ここでは、使う前に知っておきたい大事なポイントと、実際にどんな場面で使うと喜ばれるのかを詳しくご紹介します。
ここだけは気をつけて!使う前の大事な注意点
この機能の一番のメリットは「音が鳴らないこと」ですが、それは裏を返せば「相手がメッセージに気づくのが遅くなる」という最大の弱点でもあります。 スマホをカバンに入れっぱなしにしていたり、他の作業に集中していたりする相手は、次に自分でLINEを開く瞬間まで、あなたからの連絡に全く気づきません。
そのため、一分一秒を争うような急ぎの連絡には絶対に使わないでください。 例えば「待ち合わせ場所が急に変わった」とか「今すぐ確認してほしいことがある」といった内容は、通常のメッセージでしっかり通知を届けるべきです。 また、相手が未読メッセージをたくさん溜め込むタイプの人だと、ミュートで送ったメッセージが他の通知に埋もれてしまい、数日間気づかれないなんてこともあり得ます。
ミュートメッセージを使うおすすめシーン4選
相手の状況を想像して「今、スマホを鳴らすのはお互いにとって良くないな」と判断した時こそ、この機能の出番です。 具体的にどんな場面で使うのがスマートなのか、よくある例を挙げてみますね。
1. 夜中や早朝に思いついたことを伝えたいとき
「明日の持ち物、これだった!」と夜中に思い出したとき、そのまま送ると相手を起こしてしまうかもしれません。 でも、朝まで待っていると今度は自分が忘れてしまいそうですよね。 そんな時にミュートメッセージを使えば、自分の忘備録としても役立ちますし、相手も起きた時にゆっくり確認できるので、お互いにストレスがありません。
2. 相手が仕事や大事な会議をしているとき
相手が集中して働いている時間帯は、たとえ緊急でなくても通知が鳴るだけで集中力を切らしてしまうことがあります。 「お手すきの時に確認してください」というニュアンスを含めて通知なしで送っておけば、相手も自分のタイミングで返信ができるので、仕事の邪魔をせずに済みます。
3. 赤ちゃんがいる家庭や、お昼寝中の友だちに送るとき
小さなお子さんがいる家庭にとって、スマホの通知音は「せっかく寝かしつけた赤ちゃんを起こしてしまう天敵」になることがあります。 育児で忙しい友だちへの連絡は、ミュートメッセージが一番の優しさになります。 「返信はいつでもいいよ」という気持ちが、言葉以上に伝わるはずです。
4. 連休や休日に、急ぎではない用件を送るとき
せっかくの休日に仕事関係の通知が鳴ると、それだけで少し気持ちが沈んでしまう人もいますよね。 休み明けでいい内容なら、あえて通知を鳴らさずに送っておくのが最新のデジタルマナーと言えるかもしれません。
送る側も心が軽くなる!精神的なメリット
実は、ミュートメッセージを使うことは、あなた自身の心を守ることにもつながります。 普通のメッセージだと「送ったのにすぐ返信が来ないな」とソワソワしてしまうことがありますが、ミュートで送れば「通知を鳴らしていないから、気づかなくて当然だよね」と、ゆったりした気持ちで待つことができます。



相手に即レスを求めないという姿勢は、現代の忙しいコミュニケーションの中で自分自身も楽になりますよね。
ミュートメッセージ活用の判断基準まとめ
「これ、どっちで送るべき?」と迷ったときは、こちらの表を参考にしてみてください。 パッと見て判断できるよう、シンプルにまとめています。
| 場面 | おすすめの送信方法 | 理由 |
| 深夜・早朝の連絡 | ミュートメッセージ | 相手の睡眠を邪魔しないため |
| 急ぎの待ち合わせ連絡 | 通常のメッセージ | すぐに気づいてもらう必要があるため |
| 仕事中の相手への報告 | ミュートメッセージ | 作業の邪魔をせず、後で見てもらうため |
| 災害や事故などの緊急時 | 通常のメッセージ | 最優先で内容を伝える必要があるため |
| 数日後の予定の相談 | ミュートメッセージ | 相手の都合が良い時に返信してもらうため |
このように、内容の「緊急度」と相手の「今の状況」を天秤にかけて選ぶのが、一番失敗しないコツです。


まとめ
LINEのミュートメッセージは、現代のSNS社会において非常に洗練された「優しさの機能」です。 設定はLINEラボから簡単に行うことができ、送信ボタンを長押しするだけというシンプルな操作で、相手への配慮を示すことができます。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、一度使い始めるとその便利さに驚くはずです。 相手の生活リズムを大切にしながら、自分の伝えたいことも大切にする。 そんな心地よいコミュニケーションのために、ぜひ今日からミュートメッセージを活用してみてください。
もし、この記事を読んでも設定がうまくいかない場合や、他にもLINEの便利な機能について知りたいことがあれば、関連する他の記事もチェックしてみてくださいね。 あなたのLINEライフが、より豊かでストレスのないものになることを願っています。
LINEのミュートメッセージでよくある疑問と答え
使い方や設定方法が分かっても、実際に使ってみるとなると「これってどうなるんだろう?」と細かいところが気になりますよね。 ここでは、多くの方が迷いやすいポイントをいくつかピックアップして、分かりやすくお答えしていきます。 安心して機能を使いこなすためのヒントとして、ぜひチェックしてみてください。
- ミュートメッセージで送ったことは相手にバレる?
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一番気になるのが、相手に「あ、この人ミュートで送ってきたな」と分かってしまうかどうかですよね。
結論からお伝えすると、相手の画面に「ミュートメッセージで届きました」といった特別な表示が出ることはありません。なので、基本的には相手にバレる心配はないと考えて大丈夫です。 - スタンプや写真、動画も通知なしで送れる?
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テキストの文章と同じように、スタンプや写真、動画もすべて通知なしで送ることができます。
記事の中でもご紹介した通り、送信ボタンを長押ししてメニューを出すという操作さえ守れば、中身が何であってもミュート送信になります。 - 既読がつくまでの時間は変わる?
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ミュートメッセージで送ったからといって、LINEのシステム上で既読がつくのが遅くなるような仕組みはありません。 相手がメッセージを開いた瞬間に、いつも通り「既読」のマークがつきます。
ただし、通知が鳴らないので相手がメッセージに気づくのが遅くなることは十分に考えられます。
- 一度オンにした機能をオフに戻すやり方は?
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もし「やっぱり普通に送るだけでいいや」と思った時は、いつでも設定を元に戻すことができます。 設定のやり方と逆の手順で、ホーム画面の「設定」から「LINEラボ」を開き、ミュートメッセージのスイッチをオフにするだけです。
スイッチをオフにすれば、送信ボタンを長押ししてもメニューが出なくなり、いつも通りの操作感に戻ります。
- 間違えて通知ありで送ってしまった時の対処法
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「ミュートで送るつもりが、つい普通にタップして送ってしまった!」という時は、残念ながら後から通知を消すことはできません。 相手のスマホにはすでに通知が届いてしまっています。
もし夜中などで申し訳ないと感じるなら、すぐに「送信取消」をするのも一つの手ですが、通知自体は残ってしまうことが多いです。 それよりも、次に会った時に「夜中に通知を鳴らしちゃってごめんね」と一言添えるか、そのまま気にせず放っておくのが一番です。 誰にでもうっかりミスはあるものですから、あまり自分を責めすぎないようにしましょう。
