ガソリン代がやっと安くなってきましたね!
2025年12月の今は全国平均で1リットル158円くらいまで下がっています。補助金もしっかり出ていて、約4年ぶりという安値水準です。
「安くなってよかった」とホッとする一方で、まだ「ガソリン割引アプリ」でちまちま数円安くしようと頑張っていませんか?
実はアプリって、起動が遅かったり、使えるお店が少なかったりと、意外と面倒なことが多いですよね。しかも、頑張ってクーポンを使っても1円や2円しか変わらなくて「あんまり得してないかも」と感じることも。
実はアプリを使わなくても、もっと楽に、もっとお得に給油する方法はたくさんあります。むしろ、今のうちに「勝手に安くなる仕組み」を作っておけば、またいつかガソリン代が上がったときも安心です。
この記事では、アプリに代わるおすすめの節約術を5つ紹介します。
クレジットカードやポイントを上手に組み合わせるだけで、年間1万円以上浮かすことも難しくありません。難しい話は抜きにして、今日から誰でもできる簡単なコツをまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- アプリなしで自動的にガソリン代が値引きされるカードの選び方
- 楽天やdポイントなど手持ちのポイントで支払いを減らすコツ
- 比較サイトを活用して周辺で一番安いスタンドを見つける手順
- 曜日やニュースをチェックして値上げ前に満タンにするタイミング
ガソリン割引アプリを使っていても実は損をしている?
ガソリンのアプリを使えば一番安くなると思われがちですが、実は使い勝手の面で損をしていることがよくあります。アプリを使っている人が感じやすい悩みや、意外と知られていない落とし穴をわかりやすくまとめました。

割引額よりも「お店ごとの値段の差」の方が大きい
アプリで安くなるのはだいたい1リットルで1円から3円くらいですが、実はお店ごとの価格差の方がずっと大きいんです。
- アプリで3円安くなるA店: 1リットル165円
- 割引はないけれど安いB店: 1リットル160円
この場合、アプリを頑張って使ってA店に行くよりも、普通にB店で入れたほうが5円も安くなります。アプリの「〇円引き」という言葉だけに注目していると、もともとの値段が安いお店を見逃してしまい、結果的に損をしてしまうことがあります。
給油のたびに感じる「スマホ操作」のイライラ
急いでいるときにアプリを使うのは、意外とストレスが溜まるものです。
- 電波が悪くて画面が開かない
- 急にアップデートが始まって待たされる
- 同じチェーン店なのに、そのお店だけアプリ非対応だった
こうしたトラブルで時間を取られるのはもったいないですよね。スマホを取り出して、画面を明るくして、QRコードをかざす……という手間そのものが、忙しいときには大きなデメリットになります。
アプリと「ほかの方法」を比べると一目瞭然
アプリ以外の方法がどれくらいお得で楽なのか、整理してみました。
| 比べるポイント | ガソリンアプリ | クレジットカード | ポイント活用 |
| 安くなる目安 | 1円〜3円 | 2円〜7円 | 実質2円〜5円 |
| 使いやすさ | スマホ操作が必要 | かざすだけで完了 | 一度設定すれば自動 |
| 使える場所 | 特定のお店だけ | 全国どこでもOK | 買い物でも使えて便利 |
こうして見ると、クレジットカードやポイントをうまく使ったほうが、安くなる金額も大きく、手間もかからないことがわかります。
「アプリだけに頼らない」のが一番賢い節約術
特定のお店のキャンペーンに振り回されるよりも、どこでも安定して安くなる方法をメインにするのが、一番楽で確実な節約のコツです。
スマホを操作する時間を節約しながら、ガソリン代もしっかり安くする。そんな「楽で確実な方法」を取り入れることで、ストレスなくガソリン代を浮かせることができます。まずは、アプリ以外の便利な選択肢に目を向けてみましょう。
ガソリン専用のクレジットカードを使って自動的に安く済ませる

アプリの代わりとして一番確実で、しかも割引の幅が大きいのが、ガソリンスタンドと提携しているクレジットカードです。
一度カードを作ってしまえば、アプリを立ち上げる手間がなくなります。給油機のカードリーダーに差し込むか、かざすだけで、その地域で一番安いクラスの会員価格が自動で適用されます。スマホの操作が苦手な方や、急いでいるときでもスムーズに給油できるのが嬉しいポイントです。

主要なガソリンスタンドでお得になるカード比較
国内でシェアの高い3つの系列で、アプリ以上にメリットがあるカードをまとめました。
| カードの名前 | 対象のスタンド | お得な内容 | 年会費 |
| ENEOSカード(S) | エネオス | いつでもリッター2円引き | 年1回の利用で無料 |
| apollostation card | 出光 / シェル | いつでもリッター2円引き | ずっと無料 |
| コスモ・ザ・カード・オーパス | コスモ石油 | 会員価格で給油できる | ずっと無料 |
請求がくるときにさらに安くなる二段構えの仕組み
アプリのクーポンは、その場の表示価格から引かれるだけです。ですが、ガソリンカードの多くは、あとから届く請求のときにもさらに値引きをしてくれます。
たとえば、お店の会員価格ですでに3円安くなっているところに、カードの特典でさらに2円引きになるといった形です。合計でリッター5円引きになるような二段構えの節約が、何もせずとも自動で行われるのがカードを使う最大のメリットです。

楽天やdポイントなどのポイントをフル活用して支払いを減らす

これ以上カードを増やしたくないという方には、今持っているポイントをガソリン代にあてる方法がおすすめです。給油でポイントを貯めるだけでなく、貯まったポイントで支払いをすれば、お財布から出す現金を減らすことができます。
普段の生活で貯まるポイントがそのままガソリン代になる
大手のガソリンスタンドでは、私たちが普段から集めているポイントを貯めることも使うこともできます。 給油するだけでポイントがどんどん貯まっていきますし、貯まったポイントをガソリン代の支払いにあてることもできるので、とても便利です。

今持っているポイントカードやスマホのポイント画面を給油のときに読み取らせるだけでOK!
どこのお店でどのポイントが貯まって使えるのか、一目でわかるように表にまとめました。 自分がよく使っているポイントがどこで使えるか、チェックしてみてください。
| ガソリンスタンドの名前 | 使えるポイント |
| エネオス | Vポイント(旧Tポイント)、楽天ポイント、dポイント |
| 出光(apollostation) | 楽天ポイント、Pontaポイント |
| コスモ石油 | dポイント、WAONポイント |
いつものお買い物と同じようにポイントが貯まるので、現金でそのまま払うよりもずっとお得になります。 もし期限が切れそうなポイントや、中途半端に余っているポイントがあれば、ガソリン代として使い切ることで、お財布から出す現金を減らすこともできます。
貯める楽しみと使うお得さを両方うまく組み合わせれば、アプリを使わなくてもしっかり節約できます。
期限が短いポイントこそガソリン代にあてるのが賢いコツ
楽天ポイントやdポイントには使える期間が決まっている期間限定ポイントがあります。 気づかないうちに期限が迫っていて、慌ててあまり必要のないものを買ってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
そんなもったいない思いをしないために、ガソリン代の支払いにポイントを使ってみるのがおすすめです。
車を運転する人にとって、ガソリン代は必ずかかる生活費です。 そのため、ポイントで支払うということは、本来払うはずだった現金をそのまま手元に残せることと同じになります。 無理に買い物をしてポイントを消費するよりも、必ずかかる出費をポイントで済ませるほうが、家計にとっては大きな節約になります。
たとえアプリのクーポンで数円安くならなかったとしても、余っているポイントを使って数百円分を無料で給油できれば、そのほうがずっとお得です。 使い道に困っている中途半端なポイントがあるなら、迷わずガソリンスタンドで使ってみてください。
給油のたびにポイントを貯めておいて、まとまった金額になったら一気に使うというのも、目に見えて現金が減らなくなるのでおすすめの活用法です。
お店独自のサービスを使ってその場で手軽に安くする
専用のアプリをわざわざ入れなくても、お店が独自にやっているサービスを使うだけで、すぐにガソリン代を安くできます。
LINEの友だち登録なら数秒で割引になる
新しくアプリをインストールして、個人情報をたくさん登録するのは少し面倒ですよね。そんなときは、お店のLINE公式アカウントを友だち追加するのが一番かんたんです。
最近のガソリンスタンドは、アプリよりもLINEでの募集に力を入れているところが増えています。
- 追加した瞬間にクーポンが届く 友だちになったその場で、リッター5円引きなどのクーポンが送られてくることがよくあります。住所や車の情報を入力する手間もなく、画面を見せるだけで割引が受けられます。
- お店だけのセール情報がわかる 「今週末は特売日です」といった、そのお店独自のセール情報が届くようになります。全国共通のアプリには載らないような、地元ならではのお得なタイミングを逃さずに済みます。
意外とあなどれない現金会員カードの存在
地方のスタンドや昔からあるお店では、今でも「現金会員カード」や「プリペイドカード」が一番安く設定されていることがあります。
お店からすると、クレジットカードを使われるとカード会社への手数料が発生してしまいます。そのため、手数料がかからない現金で払ってくれるお客さんを優遇して、価格を低くしているお店が実はたくさんあります。
地域で一番安いお店を調べてみると、この「現金払い+お店のカード」というパターンが一番お得だった、ということも珍しくありません。
クレジットカードを作りたくない方や、決まったお店で給油することが多い方には、とても心強い味方になってくれます。
ガソリン代を安くするコツはクーポンよりもまず安いお店を見つけること
ガソリン代を節約したいとき、つい割引クーポンを探すことに集中してしまいがちです。ですが、じつはそれよりもずっと効果がある方法があります。それは、もともとの価格設定が安いお店を選んで給油することです。
お店によってガソリンの値段はかなり違うので、まずは自分の周りでどこが一番安いのかを知っておくことが大切になります。これを知っているだけで、面倒なアプリの登録をしなくても自然とお金が貯まっていくようになります。
クーポンを使うより元の値段を確認するのが大事な理由
たとえば、1リッター175円のお店があったとします。ここで3円引きのクーポンを使って給油すると、値段は172円になりますよね。
一方で、そこから少し走った場所に1リッター165円のお店があったとしたらどうでしょうか。こちらのお店なら、クーポンを使わなくても10円も安く入れられることになります。
たった数キロの差でクーポン数枚分もの違いが出てくることは、じつはよくあることです。だからこそ、割引を探す前にまずは基本の値段が安いお店をチェックするほうが、結果としてお財布に優しくなります。
ガソリン価格の比較サイトを上手に使いこなす


リアルタイムでどこのお店が安いのかを調べるには、ゴーゴージーエスという比較サイトがとても便利です。情報の新しさが何よりの武器になるガソリン選びにおいて、たくさんの人が価格を投稿しているこのサイトはとても頼りになります。
スマホでサッと見ることができるので、お出かけ前や通りがかりにチェックする習慣をつけるのがおすすめです。
ガソリン価格の比較サイトを使って一番お得なお店にたどり着くための4ステップ
より確実にお得なお店を見つけるための、おすすめの探し方を整理しました。
サイトを開いたら、まずは自分が今いる場所の近くで、レギュラーガソリンが安い順にお店を並び替えてみましょう。 これだけで、どこのお店がその地域でトップクラスに安いのかがすぐに見つかります。 まずは一番上のほうに出てくるお店をいくつか候補にしておくのがおすすめです。
ガソリンの価格は毎日細かく変わっていくので、情報の新しさがとても大切になります。サイトに載っているデータが、今日から数えて3日以内くらいのものであれば、かなり信頼できる数字だと言えます。もし1週間以上も前の古いデータだったりすると、今の本当の値段とは変わってしまっているかもしれないので、なるべく新しい情報が出ているお店を選びましょう。
気になるお店が見つかったら、Googleマップを開いてそこまでの距離を確認してみてください。いくらガソリン代が安くても、そこへ行くために何キロも遠回りをすると、移動するだけでガソリンを消費してしまいます。寄り道にかかるガソリン代と節約できる金額を比べてみて、本当にお得になる範囲のお店を選ぶのがポイントです。無理に遠くへ行くよりも、今のルートからスムーズに寄れるお店を探すほうが結果的に節約になります。
お店の口コミ欄をのぞいてみてください。ゴーゴージーエスでは、実際に給油した人がその日の看板の値段を写真でアップしてくれていることがよくあります。投稿された写真に写っている数字が、何よりも確実な証拠になります。これを確認しておけば、お店に行ってから値段が違ってガッカリするという失敗をなくして、納得のいく安さで給油できます。



これだけで、色々なアプリのクーポンをあちこち探し回るよりも、ずっと効率的に安いお店を見つけられます。
ガソリン代が安くなるタイミングとニュースを味方につける方法
ガソリンの値段は、じつは適当に決まっているわけではなく、ある程度決まったリズムで動いています。このサイクルを知っておくだけで、数円のクーポンを一生懸命に探すよりもずっと大きな節約ができるようになります。
週末になる前に給油を済ませるのがお得な理由
多くのガソリンスタンドは、お出かけする人が増える週末に向けて値段を上げたり、平日にやっているキャンペーンを終わらせたりする傾向があります。
| 狙い目の曜日 | 避けたいタイミング |
|---|---|
| 火曜日から木曜日 特に週の真ん中あたりは、お客さんを呼ぶために安く設定されていることが多いです。 | 連休の直前、お盆や正月などの前 みんなが車で遠出をする時期は、どうしても値段が上がりやすくなります。 |



週の後半になって値段が上がってしまう前に、余裕を持って満タンにしておくのがコツです。
ニュースを見て値上げされる前に先回りして給油する
テレビやネットで、原油の値段が上がったという話や、円安が進んでいるというニュースを見たら、それはガソリン代が上がるサインです。
こうした世界的なニュースが実際のガソリンスタンドの値段に反映されるまでには、だいたい1週間から2週間くらいの時間があります。
ニュースで値上げの見通しが出た瞬間に満タンにしておけば、次に給油するときにはもう高くなっているはずのガソリンを今の安い価格で買えることになります。これだけで1回あたり数百円も得をすることがあるので、日々のニュースを少し意識してみるのがおすすめです。
ガソリン代をリッター10円引きにする最強の組み合わせ方法
アプリを単体で使うよりも、じつはもっとお得になる方法があります。それは、クレジットカードやポイント、クーポンなどをいくつか組み合わせて使う多重取りというテクニックです。
これらをうまく掛け合わせることで、リッターあたり10円以上の節約も夢ではなくなります。ここでは、特に利用者が多いスタンドでの具体的な組み合わせパターンをご紹介します。
エネオスでポイントを多重取りして安く給油するコツ
エネオスをよく使う方におすすめなのが、モバイルエネキーとエネオスカード、そしてVポイントをセットで使う方法です。この組み合わせの良いところは、一度設定してしまえば、あとはスマホを給油機にかざすだけで全てが完了する点です。
まず、スマホをかざした瞬間に、そのお店の会員価格が適用されます。さらに、使っているエネオスカードの特典で、請求がくるときにリッターあたり2円が自動で引かれます。
これに加えて、Vポイントも0.5パーセント分貯まっていくので、実質的な値引き額はさらに大きくなります。アプリをいちいち操作する手間もなく、キーホルダーやスマホ一つで完結するので、忙しいときでもスマートに最安値で給油できます。
出光のスタンドでLINEクーポンとカードを併用する裏ワザ
出光やシェルのスタンド、つまりアポロステーションをメインに使っているなら、アポロステーションカードと楽天ポイント、さらにLINEクーポンを組み合わせるのが最強です。
この方法は、3つの特典を同時に受け取ることができる三重取りの形になります。
手順はとてもシンプルです。まず、年会費がずっと無料のアポロステーションカードで支払うことで、リッター2円引きを受けます。次に、お店のLINEで届いたクーポンコードを給油機に入力します。最後に楽天ポイントカードを提示すれば、ポイントもしっかり貯まります。
カードでの値引きと、LINEでの割引、さらにポイント還元の3つが重なるので、普通に現金で払うのがもったいなく感じるほどお得になります。
コストコのガソリンスタンドが地域最安値よりも圧倒的に安い理由
もし住んでいる場所の近くにコストコがあるなら、アプリやカードの割引をすべて飛び越えてしまうほど安く給油できる可能性があります。
コストコのガソリンスタンドは、その地域の相場よりもリッターあたり15円から20円近く安く設定されていることがよくあります。これは、他のどんな割引サービスを使ってもなかなか届かない驚きの安さです。
- コストコの会員であること
- マスターカードブランドのクレジットカード、または専用のプリペイドカードで支払うこと
ここで気になるのが、コストコの年会費である5,280円の元が取れるのかという点ですよね。
じつは、月に66リッターくらい、年間で合計800リッターほど給油する家庭であれば、ガソリン代の差額だけで年会費の分をしっかりと回収できてしまいます。
むしろ、これ以上たくさん給油する方なら、コストコ会員になったほうが、結果として家計全体の節約につながることになります。お買い物ついでに満タンにするだけで、いくつものアプリを使い分ける以上のメリットが手に入ります。
ガソリン代のためだけに会員になっても損をしない仕組みになっているのは、車をよく使う人にとって大きな魅力です。
ガソリン代をリッター10円以上安くすると1年後にはいくら手元に残る?
1リッターあたり数円の節約と聞くと、あまり大きな差には感じないかもしれません。ですが、車を使い続ける以上、ガソリン代は毎月かかり続ける固定費です。
この数円の積み重ねが1年後や5年後にどれだけの現金として手元に残るのか具体的にシミュレーションしてみました。
節約のやり方でこれだけ変わる年間の合計金額
年間1万キロを走る車の場合、だいたい1,000リッターのガソリンを使うと言われています。この1,000リッターという数字を基準にして、支払う金額の差を表にまとめました。
| 給油のしかた | 1リッターあたりの割引 | 1年間の節約額 | 5年間の合計 |
| 何も対策をしない | 0円 | 0円 | 0円 |
| 割引アプリだけ使う | 2円 | 2,000円 | 10,000円 |
| 本記事の組み合わせ術 | 12円 | 12,000円 | 60,000円 |
※年間1,000リッター給油(燃費リッター10キロで年間1万キロ走行)の場合の目安です。
1年で1万2,000円の差が出る理由
表を見るとわかる通り、ただアプリを使うだけの人と今回ご紹介したカードやポイントを組み合わせる方法を実践した人では、1年間に1万円もの差が開きます。
1万2,000円あれば、ちょっと豪華な外食を楽しんだり、欲しかった服を1着買い足したりすることもできますよね。何もしなければそのまま消えていたはずのお金が、これだけ手元に残ることになります。
さらに5年という長い期間で考えてみると、その差は6万円にまで膨らみます。6万円あれば、タイヤの交換費用に充てたり、家族で近場の温泉旅行に行ったりすることも十分に可能な金額です。
無理なく貯まる仕組みを作ることが大切
リッター数円を追いかけて、遠くの安いスタンドまでわざわざ行くのは大変です。ですが、クレジットカードやポイントの設定を一度済ませてしまえば、あとはいつも通り給油するだけでこの金額が浮いていきます。
アプリをいちいち開く手間を省きながら、これだけの現金を守れるのであれば、やらない理由はありません。
「たかが数円」という考えを「将来の数万円」というイメージに変えて、今日からお得な給油方法を取り入れてみてください。
節約を頑張りすぎて損をしていませんか?ガソリン代を安くするための注意点
ガソリン代を安くしようと工夫するのは素晴らしいことですが、やりすぎてしまうと、じつは節約した分よりも多くのお金や時間を使っていることがあります。
せっかくの努力を無駄にしないために、よくある失敗しやすいポイントをまとめました。
スマホでパッと見て、自分が当てはまっていないか確認してみてください。
クレジットカードをたくさん作ると管理が大変
あちこちのガソリンスタンドで安くしたいからといって、いろいろな種類のカードを作るのはあまりおすすめできません。カードが増えすぎてしまうと、管理がしづらくなって、結果的にお得さが減ってしまうからです。
カードの枚数による違いを表にしてみました。
| 項目 | カードを1枚に絞った場合 | たくさんカードを作った場合 |
| ポイントの貯まり方 | 1つにまとまるから早く貯まる | バラバラになるから貯まりにくい |
| ポイントの有効期限 | 忘れにくい | 管理しきれず期限が切れやすい |
| 家計の管理 | 1回のチェックで済んで楽 | 何枚も確認が必要で大変 |
自分のよく行く場所や通り道にあるスタンドの系列を1つ選んで、そのカードをメインに使うのが一番賢いやり方です。あちこち手を出さずに、1枚のカードを大切に使うほうが、結果的にポイントもザクザク貯まってお得になります。
1円でも安い店を探して遠くまで走るのは逆効果
少しでも安いお店で入れたいという気持ちはよくわかります。2円安いからといって、わざわざ5キロ先にあるスタンドまで向かっていませんか?
実はその行動は逆!遠くのお店へ行くだけでガソリンを使ってしまうので、合計で見ると損をしていることが多いんです。
実際にどれくらい損をしているのか、数字で見てみましょう。
| 項目 | 2円安い5キロ先のスタンド | 近くにあるスタンド |
| 1リッターの値段 | 168円(2円安い) | 170円 |
| 50リッター入れた時の差 | 100円分のお得 | 0円 |
| 往復10キロ走るガソリン代 | 約170円分を使い切る | 0円 |
| 最終的な節約の結果 | 70円の赤字 | 損なし |
※燃費がリッター10キロの車で計算しています。
表を見るとわかるように、100円浮かせるために170円分のガソリンを使ってしまったら意味がありませんよね。わざわざ遠くのお店へ行くのではなく、いつものルートの中で寄れる一番安いお店を比較サイトでチェックしておくのが、本当の節約のコツです。
ガソリン代だけでなく車全体の維持費も考えてみましょう
目の前の数円の割引だけに注目するのではなく、車検やオイル交換なども含めたトータルの費用で考えるのが上手な節約です。
ガソリン代よりもメンテナンスにかかる費用のほうが一度に出る金額が大きいからです。
たとえば、あるカードでは年間に使った金額に合わせて、次の年のガソリン代が最大でリッター7円も引き下げられる仕組みになっています。
また、もしもの時のロードサービスが無料でついてきたり、オイル交換の工賃がタダになったりするメリットもあります。
日々のガソリン代を安くすることと合わせて、車検やオイル交換などもまとめて安くできる方法を選んでおくと、家計全体をグッと楽にすることができます。割引率が変わるため、家計全体のカード利用を集中させることで、ガソリン代以外の維持費も下げることが可能です。
最後に:無理なくガソリン代を抑えるためのまとめ
ガソリン代を安くするために、わざわざ専用のアプリをいくつも入れる必要はありません。自分に合ったクレジットカードを作ったり、楽天やdポイントを給油に使ったりするだけで、リッター10円以上の節約も十分に狙えます。
また、LINEの友だち登録や現金会員カードなど、お店独自のサービスも手軽で強力な味方になってくれます。一番大切なのは、比較サイトをチェックして、最初から安いお店を選んでおくことです。
遠くの店へわざわざ行くのではなく、いつものルートの中で一番お得なお店を見つける習慣をつけましょう。一つひとつの節約は小さくても、積み重なれば1年で1万円以上の大きな差がつきます。まずは今日から、自分に合っていて無理なく続けられそうな方法を一つ選んで試してみてくださいね。
ガソリン代節約で迷わない!「よくある質問」と回答
ガソリン割引アプリから代替手段へ切り替える際、多くのユーザーが疑問に思うポイントをまとめました。損をしないための最終チェックとして活用してください。
- ガソリンアプリとクレジットカードの割引は併用できますか?
-
はい、ほとんどのスタンドで併用可能です。 たとえばENEOSカードで支払う際に、アプリのクーポンを読み取らせれば「アプリ割引+カードの請求時割引」がダブルで適用されます。ただし、一部の店舗(フランチャイズ店など)や、PayPayなどのQRコード決済を利用する場合には併用できないケースもあるため、給油機の画面指示に従うか、スタッフに確認するのが確実です。
- ポイント(楽天やdポイント)を貯めるのと、カード割引はどちらが優先?
-
「カード割引」の方が1Lあたりの還元額が大きいケースがほとんどです。 ポイント付与は通常「200円につき1ポイント(0.5%還元)」程度ですが、専用カードなら「1Lにつき2円〜」と固定で引かれます。まずはカード割引をメインにし、ポイントは「提示するだけで貯まるおまけ」として考えるのが最も効率的です。
- 結局、自分にとって「最強の方法」はどれですか?
-
「とにかく手間を減らしたい方」と「1円でも安くしたい方」で、以下の2つの正解があります。
手間をかけても「最安」を極めたいなら(コスパ重視) 「クレカ + アプリクーポン + ポイント二重取り」が最強です。 例えば出光(apollostation)で、Drive Onアプリのクーポンを読み込ませ、apollostation cardで支払い、さらに楽天ポイントを貯める。この「三重取り」に、安い曜日(木曜まで)の給油を組み合わせれば、リッター最大10円以上お得になることもあります。
手間なく「ラク」を極めたいなら(タイパ重視) 「メイン系列のクレカ + 非接触決済」の組み合わせが最強です。 Apple PayやGoogle Pay、EneKey(エネキー)等にカードを登録しておけば、スマホやキーホルダーをかざすだけで「会員価格適用・決済・ポイント付与」が1秒で完結します。アプリを開く手間すらなく、最もストレスなく続けられます。
- セルフスタンドとフルサービス、結局どっちが安いの?
-
圧倒的に「セルフスタンド」です。 人件費がかからない分、リッターあたり3円〜5円ほど安く設定されているのが一般的です。アプリやカードの割引を駆使するよりも、セルフスタンドを選ぶこと自体が最大の節約代替案になります。
- 「gogo.gs」の価格情報は本当に信じても大丈夫?
-
非常に信頼性は高いですが、100%ではありません。 gogo.gsはユーザー投稿型のサイトであるため、実際の看板価格と数円のズレが生じる場合があります。
失敗しないための2つのコツ:
- 「更新日時」を確認: 「24時間以内」または「3日以内」の投稿であれば、精度は非常に高いです。
- 「価格の種類」を確認: 表示されているのが「現金価格」なのか「プリカ・会員価格」なのかをチェックしましょう。
また、Googleマップの「最新の口コミ写真」で看板価格を投稿しているユーザーも多いため、gogo.gsと併用すると確実性が増します。
