AirPods Proを耳から外そうとしたら、イヤーチップのゴムだけが取れて、本体にパーツが残ってしまったという経験はありませんか。 とても高価なイヤホンですから、白いパーツが本体に残っているのを見ると「壊してしまった」と焦ってしまうかもしれません。 でも安心してください。これはAirPods Proによくあるトラブルのひとつで、イヤホン本体が壊れたわけではありません。
この記事では、ちぎれて残ってしまったイヤーチップの取り出し方から、新しいチップがはまらない理由、そして自分にぴったりの交換用チップの選び方まで詳しく解説します。 この記事を読めば、今の困った状況をスムーズに解決して、またお気に入りの音楽を楽しめるようになります。
- 本体に残った白いリング状のパーツを、身近な道具で安全に外す手順
- 新しいイヤーチップがうまくはまらない理由と、正しい向きに合わせるコツ
- お持ちのモデルがどの世代かを見分けて、ぴったりのチップを選ぶ方法
- どうしても自分では取れないときに、Apple公式のサポートを頼る方法
AirPods Proのイヤーチップがちぎれた!残ったパーツの外し方手順書
イヤーチップのゴムがちぎれると、イヤホンの先端に白いプラスチックの輪っかが残ります。 このパーツはイヤーチップの芯(台座)の部分です。 これが本体にくっついたままだと、新しいチップをはめることができません。 無理に取ろうとしてイヤホンを壊さないように、次の手順で進めてください。
作業の前に準備するもの
まずは作業をスムーズにするための道具を用意しましょう。 無理に爪で取ろうとすると、指を痛めたりイヤホンを傷つけたりするので、必ず道具を使ってください。
| 道具の名前 | 使いやすさ | メリット |
| 爪楊枝(つまようじ) | ★★★ | 先端が適度に丸く、本体を傷つけにくい |
| ピンセット | ★★☆ | パーツをしっかりつかめるので、力が伝わりやすい |
| 清潔な布・ティッシュ | ★☆☆ | パーツが滑るときに汚れを拭き取れる |
AirPods Proの構造と「残った芯」を外す正しい手順書
AirPods Proのイヤーチップがちぎれたとき、本体側に残っているのは「白いプラスチック製のリング(芯)」です。 このリングが、本体側の「楕円形のノズル(突起部分)」にガッチリとはまってしまっている状態です。
1. どこを狙うべき? 正しいパーツ配置図
作業を始める前に、いま目の前にあるパーツが何なのかを正しく把握しましょう。
| 名称 | 場所 | 色・特徴 |
| 本体の台座(土台) | 白いリングの「下」にある部分 | イヤホン本体の白いプラスチック |
| 残った芯(リング) | 本体に固着している部分 | ここを取り外したいターゲット。白またはグレー |
| ノズル(楕円形の壁) | リングの内側にある壁 | ここにリングがクリップで固定されている |
| 黒いメッシュ | ノズルの「一番先端」 | 音が出る穴を保護している網。ここは触らない! |

ステップ1:ターゲットの境目を見極める
イヤホン本体の丸い形状から、ポコッと飛び出している楕円形のノズルを見てください。 そのノズルの根元にある「白いリング(ちぎれた芯)」と、「イヤホンのツルツルした本体」が接しているわずかな隙間を確認します。
ステップ2:爪楊枝を「土台」と「リング」の間に差し込む
黒いメッシュがある「先端」ではなく、本体の根元側から爪楊枝を差し込みます。 リングの下に爪楊枝の先を滑り込ませるイメージです。
ステップ3:外側へ向かって「てこの原理」を使う
爪楊枝を本体の白い土台を支点にして、グイッと外側へ倒します。 すると、本体を噛んでいるリングのツメが外れ、パチンと音がしてリングが浮き上がります。
ステップ4:ノズルに沿って引き抜く
リングが少しでも浮いたら、あとは指先やピンセットでつまみ、ノズル(楕円形の筒)に沿って真っ直ぐ引き抜けば完了です。
3. 【重要】絶対に触れてはいけない「黒いメッシュ」の場所
「黒いメッシュ」は、ノズルの一番先端(外側)にあります。 ここを爪楊枝でつついたり、こじ開けようとしてはいけません。
- メッシュに触れてはいけない理由: メッシュは非常に薄い金属や繊維でできており、一度破れると耳垢が本体内部に入り込み、音質が劇的に低下します。
- 安全な作業エリア: 常に「ノズルの根元(本体との接続部)」側で作業を行ってください。
4. 固くて取れない場合の裏ワザ
もし爪楊枝が滑って入らない場合は、「リングを少しだけ変形させる」のがコツです。 ペンチやピンセットで、残っている白いリングの縁を少しだけ内側(ノズル側)にギュッと押しつぶしてみてください。 すると本体との間にわずかな隙間ができるので、そこに爪楊枝を差し込みやすくなります。
これで、ちぎれたパーツはきれいに取り除けたはずです。 次は、新しいイヤーチップがしっかりはまるかどうかを確認しましょう。

新しいイヤーチップがはまらない3つの原因と見分け方
「せっかく新しいイヤーチップを買ったのに、どうしてもカチッとはまらない…」という悩みは、多くのAirPods Proユーザーが一度は抱える問題です。 実は、AirPods Proのイヤーチップにはいくつかの種類があり、見た目は似ていても、わずかな設計の違いで互換性がないケースがあります。 はまらない原因を3つのポイントに絞って、イラストと共に見分け方を徹底解説します。
原因1:「古いチップの芯」が本体に残っている

イヤーチップがちぎれた際、ちぎれたイヤーチップのプラスチック製の芯(台座)が、本体のノズル部分にしっかりと噛み合ったままになっているケースです。
新しいチップを取り付ける場所が黒いメッシュの状態になっていないと、物理的にはまるスペースがありません。 まずは本体の先端が真っさらな状態になっているか、もう一度確認してみてください。
原因2:AirPods Proの世代による違い

AirPods Proは初代(第1世代)、第2世代、第3世代と進化しており、それぞれの世代でイヤーチップの設計がわずかに異なります。
特に第1世代の本体に第2世代以降のチップを付けようとすると、固定用のツメの位置が合わなかったり、奥まで入らなかったりすることがあります。
原因3:取り付けの向きが間違っている

AirPods Proのイヤーチップの取り付け部分と、チップ側の穴は、完全な円形ではなく、わずかに横に長い「楕円形」をしています。
この向きが90度ずれていると、ツメが正しい位置に噛み合わず、はまらない。

3つの原因を振り返ります。はまらない原因が分かれば、焦らずに対処できることをお伝えします。また、スペアのチップを常備しておくのも良いでしょう。
【2026年最新】AirPodsモデル別・イヤーチップ互換表
自分の持っているAirPods Proがどのモデルなのか、そしてどのチップを買えばいいのかを整理しました。 モデル番号は、iPhoneの「設定」アプリから「Bluetooth」を選び、AirPodsの横にある「i」ボタンを押すと確認できます。 以下の表を参考に、お使いのモデルを特定してみてください。
| モデル名 | モデル番号 | 発売年 | イヤーチップの互換性 |
| AirPods Pro 3 (最新) | A3063 / A3064 | 2025年 | 第2世代と一部互換あり(専用設計推奨) |
| AirPods Pro 2 (USB-C) | A3047 / A3048 | 2023年 | 第2世代(Lightning)と共通 |
| AirPods Pro 2 (Lightning) | A2931 / A2699 | 2022年 | 第2世代(USB-C)と共通 |
| AirPods Pro 1 | A2084 / A2083 | 2019年 | 第1世代専用 |
現在、多くのショップで販売されているのは第2世代用ですが、初期の第1世代を使っている方は注意が必要です。
また、最新の第3世代については、ノイズキャンセリング性能を最大限に引き出すために、これまでのモデルよりも密閉性が高められた専用チップが推奨されています。
購入前に必ず、商品ページに自分のモデル番号が記載されているかチェックしましょう。


失敗しない交換用チップの選び方(純正 vs サードパーティ)
イヤーチップを買い替える際、Apple純正品を選ぶか、Amazonなどで売っている社外品(サードパーティ製)を選ぶか迷うところです。 どちらにも良い点がありますので、自分の好みに合わせて選んでみてください。
Apple純正品の一番のメリットは、間違いのない品質と安心感です。 独自のシリコン素材は肌触りが良く、ノイズキャンセリング機能が最も効率よく働くように設計されています。 Apple Storeや公式サイトで購入すれば、サイズを間違える心配もありません。 「今の使い心地を変えたくない」という方は、迷わず純正品を選ぶのが正解です。
一方で、サードパーティ製の中には、純正品にはない特徴を持った優れた製品がたくさんあります。 例えば、低反発ウレタンフォーム素材を採用したチップは、耳の形に合わせてゆっくり膨らむため、シリコンよりも密閉感が高まります。 「耳からイヤホンが落ちやすい」「もっと低音をしっかり聴きたい」という方は、こうしたフォーム素材のチップを試してみる価値があります。
ただし、安すぎる製品の中には、プラスチックの精度が悪くてすぐ外れてしまったり、シリコンが薄くてすぐちぎれてしまったりするものも混ざっています。 口コミを確認するのはもちろんですが、2026年現在は医療用シリコンを使用した肌に優しいタイプや、汚れがつきにくいコーティングが施された高機能なチップも人気です。
二度とちぎらないための正しいお手入れと交換タイミング
イヤーチップがちぎれてしまう最大の原因は、シリコンの劣化です。 シリコンは耳の皮脂や汗、そして空気中の湿気によって少しずつ硬くなっていきます。 硬くなった状態で無理に引っ張ったり、無理な角度で外そうとしたりすると、根元の接着部分に負担がかかってちぎれてしまいます。
これを防ぐためには、週に一度は乾いた柔らかい布や綿棒で、チップの周りを優しく掃除してあげてください。 ウェットティッシュを使う場合は、アルコール分が含まれていないものを選びましょう。 アルコールはシリコンの劣化を早めてしまうことがあるため、注意が必要です。
また、イヤーチップは半年から1年を目安に交換することをお勧めします。 見た目に大きな変化がなくても、新品の時と比べると柔軟性が失われ、ノイズキャンセリングの効果が弱まっていることが多いです。 「最近、周囲の音が以前より聞こえるようになったな」と感じたら、それはチップの寿命かもしれません。
チップを取り外すときは、ゴムの部分だけを引っ張るのではなく、指の腹でチップを少し裏返して、プラスチックの根元部分をしっかりつまんで真っ直ぐ引き抜くようにしてください。 この一工夫だけで、ちぎれるリスクを大幅に減らすことができます。
どうしても取れない・壊れた時のAppleサポート活用術
道具を使ってもパーツがびくともしない場合や、パーツの一部が変形してノズルに深く食い込んでしまった場合は、無理に引き抜こうとしないでください。 AirPods Proは精密機械なので、ノズルの先端にあるメッシュや、内部のセンサーを傷つけてしまうと「片耳交換」という高い修理代がかかることになります。
「これ以上やると壊しそうだな」と感じたその瞬間が、プロにお願いするベストなタイミングです。 全国にあるApple Storeや、Appleが認定している正規サービスプロバイダなら、専用の道具と確かな技術で安全に対応してくれますよ。
修理・サポートの窓口はどこにある?
プロに相談する方法は、大きく分けて2つあります。
| 相談先 | 特徴 |
| Apple Store(直営店) | Appleのスタッフが直接対応してくれます。予約をしていけばスムーズです。 |
| 正規サービスプロバイダ | カメラのキタムラやビックカメラなどに入っています。お近くの店舗で相談できます。 |
気になる修理費用と保証(AppleCare+)について
イヤーチップ自体は消耗品なので、基本的には新しいものを自分で買うことになります。 ですが、チップがちぎれて残ったことが原因で「本体側のコネクタやノズル」が壊れてしまった場合は、修理の対象になります。
AppleCare+に入っているなら安心
もしAppleCare+(アップルケア・プラス)に加入しているなら、不注意で壊してしまった場合でも、一回につき3,700円(税込)などの定額で修理や交換が受けられる可能性が高いです。 未加入の場合は、数万円の費用がかかることもあるので、まずは自分の保証状況を確認してみましょう。
Appleサポートへの問い合わせ先まとめ
困ったときは、以下のいずれかの方法で状況を伝えてみてください。 「イヤーチップがちぎれて、芯が本体に残って取れなくなった」と伝えると話がスムーズです。
1. Appleサポート(公式ウェブサイト)
ネットから今の状況を伝えて、修理の予約やチャット相談ができます。
2. Appleサポート アプリ(iPhoneユーザーに一番おすすめ)
自分のiPhoneに最初から入っている、あるいはApp Storeからダウンロードできるアプリです。 今の保証状況がすぐ分かり、その場でチャットを始めたり、電話の予約をしたりできるので一番手軽です。
3. 電話で問い合わせる
文字を打つのが面倒なときや、詳しく症状を説明したいときに便利です。
- 電話番号:0120-277-535
- 受付時間:平日 9:00〜21:00 / 土日祝 9:00〜21:00
「Apple Storeに行くのはハードルが高いな」と感じるかもしれませんが、スタッフさんはこうしたトラブルに慣れているので、とても優しく対応してくれますよ。 お気に入りのAirPods Proをこれからも長く使うために、困ったときはプロの力を借りてみてくださいね。
まとめ:イヤーチップのトラブルは正しく対処すれば大丈夫
AirPods Proのイヤーチップがちぎれてしまっても、イヤホン本体が壊れたわけではないので安心してください。 本体に残ったプラスチックの芯は、爪楊枝などを使い「てこの原理」で浮かせることで、安全に取り除くことができます。 作業するときは、先端にある黒いメッシュを傷つけないようにだけ注意しましょう。
新しいチップがうまくはまらないときは、以下の3点を確認してみてください。
- 古い芯が残っていないか
- 世代(モデル番号)が合っているか
- 楕円の向きが本体と一致しているか
イヤーチップは消耗品なので、3ヶ月から半年を目安に新しくするのがおすすめです。 どうしても自分では取れないときは、無理をして本体を壊してしまう前にAppleサポートへ相談しましょう。
パッと見てわかる解決チェックリスト
| 項目 | 内容 |
| 残ったパーツの取り方 | 爪楊枝を隙間に入れ、てこの原理で浮かせる |
| やってはいけないこと | 黒いメッシュを突く、無理やりねじる |
| はまらない時の原因 | 芯が残っている、世代違い、向きが90度ズレている |
| 交換の目安 | 汚れが目立ったり、3ヶ月〜半年使ったりした時 |
AirPods Proのイヤーチップでよくある質問
いざイヤーチップがちぎれたり、新しいものがはまらなかったりすると、他にも色々な疑問が出てきますよね。 ここでは、多くの人が気になっているポイントを分かりやすくまとめました。
- 交換用のチップはどこで買えるの?
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イヤーチップは色々な場所で売っています。
一番安心なのはAppleの公式サイトや直営店ですが、それ以外でも手軽に手に入ります。買える場所 特徴 Apple公式サイト・直営店 純正品が確実に手に入ります。 Amazon・楽天などの通販 純正品もサードパーティ製も種類が豊富です。 コンビニ・家電量販店 セブンイレブンなどの店頭でも置いていることがあります。 ドン・キホーテなど 種類は限られますが、急ぎの時に便利です。 - 100均やAmazonの安いチップでも大丈夫?
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純正ではない安いチップ(サードパーティ製)でも、基本的には問題なく使えます。 ただし、いくつか知っておきたいポイントがあります。
サードパーティ製は、値段が安かったり、耳にフィットしやすいウレタン素材のものがあったりするのが魅力です。 でも、素材によってはノイズキャンセリングの効果が少し弱まってしまうこともあります。 音の聞こえ方やフィット感を一番に考えるなら、やはり純正品がおすすめです。
- どれくらいの期間で新しいものに変えるべき?
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イヤーチップは毎日使うものなので、どうしても少しずつ劣化していきます。 だいたい3ヶ月から6ヶ月くらいを目安にチェックしてみてください。
ゴムが硬くなってきたり、汚れが取れにくくなったりしたら交換のサインです。 そのまま使い続けると、今回のようにちぎれやすくなるだけでなく、耳が痛くなったり音質が悪くなったりすることもあります。 予備をいくつか持っておくと、いざという時でもすぐに交換できて安心ですよ。
- ちぎれた時は無料で交換してもらえる?
-
残念ながら、イヤーチップは消耗品として扱われるため、基本的には自分でお金を出して買うことになります。
もし買ってから1年以内(保証期間中)で、普通に使っていたのに壊れたという場合は、無料で交換してもらえる可能性もゼロではありません。 また、AppleCare+に入っているなら、不注意で壊してしまった時でも安く直せる場合があります。 まずはAppleのサポート窓口で、今の自分の状況を相談してみるのが一番の近道です。
- イヤーチップのサイズが自分に合っているか分からない
-
AirPods Proを買った時には、最初からS、M、Lの3種類のサイズが入っています。 まずは全てのサイズを試してみて、自分の耳に一番しっくりくるものを選んでみましょう。
- 耳に入れた時に痛くないか
- 首を振ってもポロッと落ちないか
- 周りの音がしっかり遮断されているか
iPhoneの設定アプリから「イヤーチップ装着状態テスト」を試すと、今のサイズが耳に合っているかを自動で診断してくれるので、ぜひ活用してみてくださいね。
