「海外でLINEって普通に使えるの?」「中国やドバイではブロックされるって本当?」──そんな疑問や不安、実はけっこう多いんです。旅行、出張、留学など海外に行く予定があるなら、LINEが使える国・使えない国を知っておくのは必須です。このガイドでは、LINEの規制状況、VPNでの回避方法、安全な設定、そして代替アプリまで、初心者でもわかりやすくまとめました。日本出発前にチェックしておけば、現地で困らず安心です!
- LINEが使える国・使えない国を地域別で一覧化
- 規制国でも使えるVPN(NordVPN・ExpressVPNなど)を比較紹介
- 出国前にやっておくべきLINE設定やバックアップ対策を解説
- 使えない場合の代替アプリ(WhatsApp等)
LINEは海外でも使える?その仕組みと基本ルール
「海外に行っても、LINEって日本と同じように使えるの?」という質問、よく耳にします。結論から言うと、ほとんどの国では問題なく利用できます。でも、すべての国が同じではないんです。ここでは、LINEがどんな仕組みで動いているのか、そして海外で利用するために押さえておきたい基本ルールをお伝えします。
インターネットがあれば世界中で使える理由
LINEは、電話回線ではなくインターネット回線を使う「通信アプリ」です。つまり、スマホがインターネットに接続されていれば、基本的には世界中どこにいてもLINEを使ってメッセージを送ったり、通話したりできるんです。
日本で使っている感覚と同じように、Wi-FiがあればホテルやカフェなどでサクサクとLINEが使えますし、SIMカードやポケットWi-Fiを使えば、外出中でも安定した通信環境を維持できます。
例えば、タイ・フランス・アメリカ・韓国などでは、特別な設定なしで日本とほぼ同じように使えるので、現地の友達や日本の家族ともいつも通りにやり取りできます。
ただし、インターネットがつながっていても「LINEアプリがその国でブロックされている」ケースや、「通信が不安定で通話が途切れる」などの問題が起きることも。国ごとの事情に合わせた対策が必要です。
つまり、LINEが海外でも使えるかどうかは「インターネットがつながるか」+「LINEアプリがブロックされていないか」の2点がポイントになります。
海外で使う前に気をつけたい通信環境と設定
海外でLINEを使うとき、思ったよりうまく接続できなかったり、ログインできなくなったりすることがあります。こうしたトラブルの多くは、「通信環境の不備」と「アカウント設定の見落とし」が原因です。出発前にしっかり準備しておくことで、現地で困らずに済みますよ。
まず、通信環境について。現地でLINEを使うには、以下のどれかの方法でインターネットに接続する必要があります。
- ホテルやカフェのフリーWi-Fi
- 現地のプリペイドSIMカード
- 海外用ポケットWi-Fiのレンタル
ホテルWi-FiやフリーWi-Fiは使える?
多くのホテルや飲食店ではWi-Fiが提供されていますが、セキュリティや通信速度に不安があることも。LINEのメッセージ程度なら問題ありませんが、ビデオ通話や画像送信が遅くなることもあるため、安定性を重視するなら別の通信手段を併用しましょう。
SIMカードとポケットWi-Fi、どっちが便利?
長期滞在や複数国をまわる場合はポケットWi-Fiが便利です。一方、1か国だけの短期旅行なら、現地SIMを購入してスマホに挿すだけで簡単にネット接続できます。
ただし、SIMを入れ替えるとLINEに再ログインが求められることがあるので、事前にメールアドレスとパスワードを設定しておきましょう。
LINEの再ログインに備えておきたい設定
海外でSIMカードを差し替えると、LINEアカウントの確認が求められることがあります。再ログインが必要になるケースも多いため、以下の設定を事前に済ませておくと安心です。
やっておきたい設定 | 理由 |
---|---|
メールアドレス登録 | 再ログイン時に必要 |
パスワード設定 | アカウント保護と復旧のため |
アカウント引き継ぎ設定 | 機種変更やSIM交換後もスムーズ |
これらをしておかないと、「アカウントが使えなくなった」「トーク履歴が消えた」といったトラブルになる可能性も。空港や出発前日に、忘れずチェックしておきましょう。
【一覧あり】LINEが使える国・使えない国とその理由
LINEは世界中の多くの国で問題なく使えますが、一部の国では政府によるインターネット制限や検閲により、利用が制限されるケースがあります。ここでは、LINEがスムーズに使える国と、VPNなどの対応が必要な国をまとめてご紹介します。
まずは、日本と同じようにLINEが使える代表的な国々を見ていきましょう。
LINEが普通に使える国(アメリカ・ヨーロッパなど)
まずは、安心してLINEが使える国からご紹介します。以下の国々では、特別な設定やVPNの準備なしに、日本にいるときと同じようにLINEを利用できます。
- アメリカ、カナダ
- イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン
- タイ、ベトナム、インドネシア、シンガポール、韓国
- オーストラリア、ニュージーランド
なぜこれらの国では問題なく使えるの?
これらの国々では、インターネットの自由度が高く、特定のアプリを制限するような政策が基本的にありません。さらに、LINE自体が現地ユーザーにも一定数使われているケースもあり、システム的にも安定して動作しています。
例えばタイでは、LINEは主要なコミュニケーションツールの一つです。現地の人同士の連絡にも普通に使われているため、使い勝手もよく、スタンプ文化も定着しています。
また、アメリカやヨーロッパでは、主にWhatsAppやMessengerが主流ですが、インフラが整っているため、LINEもスムーズに動作します。
LINEが使えない国一覧とブロックの理由
一方で、LINEが使えない、もしくは一部の機能に制限がある国も存在します。その多くは、政府がインターネット検閲を行っているケースです。
国名 | 主な規制内容 | LINEの利用状況 | VPNの必要性 |
---|---|---|---|
中国 | インターネット検閲(GFW) | 完全ブロック | 必要 |
北朝鮮 | 完全な情報統制 | 使用不可 | 利用不可 |
イラン | SNS・VoIP規制 | 一部制限 | 高確率で必要 |
UAE | VoIP制限 | 音声・ビデオ通話が制限 | 通話時のみ必要 |
ロシア | 情報統制・通信監視 | 不安定 | 高確率で必要 |
サウジアラビア | VoIP制限 | 通話機能制限 | 必要 |
トルクメニスタン | 強いネット統制 | 極めて困難 | 使用不可に近い |
このように、国によってはLINEそのものがまったく使えない場合や、通話・ビデオ通話のみがブロックされるケースもあります。現地の法律や規制の情報を事前にチェックしておくことが大切です。
ヨーロッパでLINEが使えない国はある?
ヨーロッパ諸国では、基本的にLINEがブロックされている国はありません。ドイツ・イタリア・スペイン・フランスなど主要な国では、日本と同じように自由にLINEを使えます。もちろん、メッセージも通話もスムーズに行えます。
ただし、注意しておきたいのが通信環境。公共Wi-Fiの品質は国によってバラつきがあるため、通信が途切れる、速度が遅いといったこともあります。そのため、SIMカードやレンタルWi-Fiの利用を検討するのがおすすめです。
また、ヨーロッパでも旅行者が多く集まる都市では通信量が集中して一時的に不安定になることも。そうした場面でも使えるように、オフラインでも読めるようにLINEトークのバックアップやトーク保存をしておくと安心です。
LINEがブロックされる主な原因とは?
「そもそも、なんでLINEが使えない国があるの?」と疑問に感じる方も多いですよね。実は、それぞれの国には独自の事情があり、政府の方針によってLINEをはじめとするアプリの利用が制限されている場合があるんです。
たとえば中国やイランでは、国外のアプリやSNSに対して強い規制をかけており、インターネットの自由度がかなり低いとされています。こうした国では、LINEのような「通信を暗号化するアプリ」が監視の対象になりやすいんですね。
また、UAEやサウジアラビアのように、VoIP(インターネット電話)サービスに制限を設けている国もあります。これは、政府が通信事業を管理していて、無料通話サービスの普及を好ましく思っていないケースです。
そのほか、政治的な理由や宗教的な背景、国家の安全保障など、表向きの理由はさまざま。ですが、共通して言えるのは「政府が通信内容を管理・監視できないアプリは危険視されやすい」ということです。
そのため、こうした国々ではVPNを使ってLINEを利用するのが一般的な対策とされています。ただし、それにも注意点があるので、次でくわしく見ていきましょう。
VPNを使えばLINEは使える?活用方法と注意点
「LINEがブロックされてる国ではどうすればいいの?」という声に対する一番の解決策が「VPN(Virtual Private Network)」の活用です。VPNを使えば、LINEが使える国のサーバーを経由して通信できるため、ブロックを回避できる可能性が高くなります。
でも、VPNってなんだか難しそう…って思ってませんか?実は、今では初心者でも数分で設定できるVPNアプリがたくさんあるんです。次のパートでは、VPNの仕組みとLINEがなぜ使えるようになるのか、その理由をわかりやすくお伝えしますね。
VPNの仕組みとLINE接続の関係
VPNとは、仮想的な専用回線のようなもの。自分のスマホから発信される通信を、別の国にあるサーバーを経由してインターネットに接続させる仕組みです。これにより、現地のネット規制を回避し、日本などLINEが使える国からアクセスしているように“見せかける”ことができます。
たとえば、中国でLINEにアクセスしようとすると直接ブロックされます。でもVPNを使えば、「日本のサーバーを経由して通信している」という扱いになるため、中国国内からでもLINEにアクセスできるようになるんです。
このVPN接続を利用することで、LINEだけでなく、GoogleやYouTube、X(旧Twitter)などもアクセス可能になるケースが多く、旅行者や留学生の間で欠かせないツールになっています。
もちろんVPNを使うことで、Wi-Fiのセキュリティ強化や通信の暗号化など、プライバシー保護の面でもメリットがあります。
ただし、VPNの使用そのものが禁止されている国もあるため、事前にその国の法制度や規制を確認することがとても大切です。次のセクションでは、安全に使えるおすすめVPNと、注意しておきたいポイントを詳しくご紹介します。
安全に使えるおすすめVPN比較(無料・有料)
「VPNってたくさんあって、どれを選べばいいの?」という方のために、信頼性が高く、日本語対応も充実しているおすすめのVPNサービスを、無料・有料に分けてまとめました。ここで紹介するサービスはすべて海外からのLINE利用にも実績があります。
サービス名 | タイプ | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
NordVPN | 有料 | 通信速度が非常に速く、日本語対応アプリあり。60か国以上のサーバー。 | ★★★★★ |
ExpressVPN | 有料 | セキュリティが強固。中国など規制国でも安定接続。日本語UIあり。 | ★★★★★ |
ProtonVPN | 無料あり | 無料プランでも速度制限なし。スイス企業で安全性も◎ | ★★★★☆ |
Windscribe | 無料あり | 月10GBまで無料。広告ブロック機能つき。 | ★★★☆☆ |
基本的に、LINEのように個人情報が含まれるアプリでVPNを使うときは、無料よりも有料VPNの方が安全かつ安定です。たとえばNordVPNやExpressVPNは、通信の暗号化やノーログポリシーが徹底されており、中国やイランのようなブロック国でも高確率で接続できます。
VPNアプリはiPhone・Android両方に対応しているので、必ず出国前にインストールして初期設定を済ませておきましょう。現地でアプリがダウンロードできないケースもあるため、事前の準備がトラブル防止に役立ちます。
VPN使用時の注意点と違法リスク
VPNは便利な反面、使い方を間違えるとトラブルの原因になることも。とくに渡航先の法律に注意しないと、「知らなかった」では済まされないケースもあります。
- 国によってはVPN使用が違法・またはグレーゾーン
- 無料VPNの中には通信内容を記録・販売する業者も
- VPNアプリ自体が現地でダウンロードできないことも
知らずに使うと「違法」になる国もある
中国・ロシア・イラン・北朝鮮などでは、政府が認可していないVPNの使用は違法または規制対象となる可能性があります。特に中国ではApp StoreやGoogle PlayからVPNアプリ自体が削除されており、事前の準備が必須です。
無料VPNに潜むリスクにも要注意
一部の無料VPNは、ユーザーの通信データを第三者に販売していたり、セキュリティが甘くハッキングのリスクが高まるケースもあります。個人情報を守るという意味でも、「安いから」と安易に選ばないようにしましょう。
VPNアプリは出国前にインストールを
LINEがブロックされている国では、VPNアプリのダウンロードそのものが制限されていることがあります。なので、VPNの設定・アプリのインストール・接続テストはすべて「日本にいる間」に済ませておくことをおすすめします。
「難しそう…」と感じがちなVPNも、実はたった3ステップでOK!海外に行く前にこの流れで準備しておけば、LINEが使えない国でも安心です。

ステップ1:VPNアプリをインストール
「NordVPN」や「ExpressVPN」のVPNアプリをスマホにインストール。
ステップ2:アカウント作成&ログイン
インストールしたアプリを開いて、メールアドレスとパスワードを登録。ログインできれば準備完了です。
ステップ3:日本サーバーに接続
アプリ内のサーバー一覧から「日本」を選んで接続ボタンを押せばOK。この状態で、LINEも普通に使えます。
海外に行く前にやっておくべきLINE設定チェックリスト
LINEを海外で安心して使うためには、事前の設定がカギになります。特に、SIMカードを入れ替えたり、アプリを再インストールする予定がある人は、出国前にこれらの設定を済ませておかないと、最悪アカウントにログインできなくなることも。ここでは、旅行前に必ずやっておきたいLINEの設定をまとめてお伝えします。
必ず設定しておきたい3つの項目(表あり)
どんな国に行くにしても、LINEアカウントの「本人確認」と「復旧準備」は鉄則。下の表にまとめた3つの設定は、とくに重要なので見逃さないでくださいね。
項目 | 設定場所 | 目的 |
---|---|---|
メールアドレス登録 | 設定 → アカウント → メールアドレス | 再ログイン時の本人確認 |
パスワード設定 | 設定 → アカウント → パスワード | ログイン・復旧時に必須 |
アカウント引き継ぎ | 設定 → アカウント引き継ぎ | 機種変更やSIM変更時のトラブル防止 |
これらの設定は、旅行当日よりも数日前に済ませておくと安心。空港で「あっ、設定してなかった…」と焦らなくて済みます。
LINEの引き継ぎと再ログイン対策
海外でSIMを入れ替えたり、新しいスマホに乗り換えたりした場合、LINEがログアウト状態になることがあります。その際に慌てずに対応できるよう、引き継ぎの準備をきちんとしておきましょう。
- トーク履歴のバックアップ(Google DriveまたはiCloud)
- メールアドレス・パスワードの確認
- 「アカウント引き継ぎ」をONにしておく
トーク履歴のバックアップは万が一の保険
機種変更やLINEの再インストールをした際、トーク履歴が消えるのを防ぐには、Google Drive(Android)またはiCloud(iPhone)に事前バックアップしておくのが安心です。大事な連絡や思い出を失わないように、出発前にしっかり保存しておきましょう。
「引き継ぎ設定」は切り替えタイミングに注意
「アカウント引き継ぎ」は、ONにしてから36時間以内にログイン操作をしないと無効になります。旅行準備の最終日にONにして、当日に新しい環境でログインするようにしましょう。
LINEの引き継ぎミスは、かなりの確率で“現地で困るトラブル”の一つ。忘れずに設定しておけば、焦らずに済みますよ。
LINE通話は海外でも無料?通話の仕組みと料金の落とし穴
「海外でLINE通話って本当に無料なの?」と不安に思う方も多いはず。結論から言えば、LINE通話は日本でも海外でも“インターネットにつながっていれば”無料で使えます。ただし、通信方法によっては思わぬ料金が発生することもあるので、仕組みと注意点をしっかり押さえておきましょう。
Wi-Fiがあれば無料!LINE通話の基本
LINE通話は、VoIP(Voice over IP)と呼ばれる仕組みで成り立っています。これは、音声をインターネット経由で送受信する技術で、電話回線ではなくネット回線を利用します。そのため、Wi-Fi環境さえあれば、世界中どこにいてもLINE通話は無料です。
例えば、ホテルのWi-Fiに接続していれば、日本の家族とも問題なく音声・ビデオ通話ができますし、相手が日本にいる場合でも、LINEアプリさえ使っていれば国際電話扱いにはなりません。
この仕組みのおかげで、LINEは「海外でも無料で使える便利な通話手段」として多くの旅行者に支持されています。とくに長期滞在や語学留学の際には、通話料を気にせずコミュニケーションが取れるのは大きな魅力です。
ただし、「Wi-Fiにつながっている」という条件は大前提。通信が切れると通話も途切れますし、ネットの速度が遅いと音質が悪くなったり、ビデオがカクカクすることもあります。
モバイルデータ通信で通話する際の注意点
外出中など、Wi-Fiが使えない場面ではモバイルデータ通信(4G/5Gなど)を利用してLINE通話を行うことになります。この場合も、通話自体は“LINEの仕様上”無料ですが、モバイル通信のデータ量がかかるため注意が必要です。
特に、海外ローミングを使っている場合は、通信料がとても高額になることがあります。たった数分の通話でも数千円請求されるケースもあり、「知らずに使って大変なことになった…」という声も。
- Wi-Fiがない場所での長時間通話は避ける
- プリペイドSIMや海外用データ定額プランを活用する
- 通話の前に接続方法を必ずチェックする
一番安心なのは、通話する前に「今、自分はWi-Fiにつながってる?」と確認すること。それだけで、高額請求を未然に防げます。
また、ビデオ通話は音声通話よりもデータ消費が大きいため、Wi-Fi環境以外ではなるべく控えめにしたほうが安心です。
海外の友達とLINEするときのポイントと注意点
海外に住んでいる友達や家族とLINEでやり取りできるのはとっても便利ですよね。無料で通話やメッセージができて、日本にいるときと変わらない感覚で使えるので、旅行中や留学中の人にも人気です。
でも実際には、「メッセージが届かない」「通話がすぐ切れる」「既読がつかない」なんてトラブルも…。ここでは、スムーズにやり取りするためのコツと注意点を初心者でもわかるようにご紹介します。
海外とLINEしてもお金はかからない?
まず安心してほしいのは、LINEの通話やメッセージは、相手が海外にいても基本的に「追加料金はかからない」ということです。なぜなら、LINEはインターネット回線を使ったアプリ内の通信だから。
たとえば、日本からアメリカにメッセージを送っても、Wi-Fiにつながっていれば一切課金されません。ただしこれは「LINEの利用料が無料」という意味であって、通信に使う「データ量」はあなたや相手の契約内容に依存します。
特に注意したいのがモバイルデータ通信です。ローミングが有効だと海外で高額請求されることも。できればWi-Fi接続を優先しましょう。
音声が遅れる・通話が切れるときは?
LINE通話はVoIP(インターネット電話)の仕組みを使っているので、通信環境に左右されやすいのが特徴です。たとえば以下のようなトラブルが起きることもあります。
- 声が遅れて届く
- 途中で通話が切れる
- そもそもつながらない
こういった場合は、あなたも相手も安定したWi-Fi環境にいるかをまず確認してみてください。カフェのフリーWi-Fiや、地下・山間部など電波の弱い場所は避けるのが無難です。
LINEが使えない国とのやり取りはどうする?
中国やイランなど、一部の国ではLINEがブロックされており、メッセージが届かない、通話ができないというケースもあります。これは政府によるインターネット規制が原因です。
その場合は、相手が現地で使っている別のアプリ(例:WeChatやWhatsAppなど)を事前に聞いて、あなたも同じアプリをダウンロードしておきましょう。仕事で使うならなおさら準備が大切です。
また、相手にVPNアプリを導入してもらうことでLINEを使えるようになる場合もあります。ただし設定が難しいと感じる人もいるため、別の連絡手段を用意しておくのが現実的な対応策です。
海外と連絡を取り合うときは、LINEに頼り切りにしないことも大事!準備次第でストレスなく過ごせますよ♪
LINEが使えない国で役立つ代替アプリとは?
LINEがブロックされている国では、「その国で主流のアプリ」を使うのがベストです。相手の生活圏や文化に合わせたメッセージアプリを使うことで、やり取りがスムーズになるだけでなく、余計なトラブルも避けられます。
WhatsApp・KakaoTalk・WeChatなどの主な代替手段
それぞれの国で主に使われているメッセージアプリには、こんな傾向があります。どれもインターネット回線を利用するため、LINEと同様に無料での通話やチャットが可能です。
アプリ名 | 主な利用地域 | 特徴 |
---|---|---|
欧米・南米・インド・アフリカ | 世界最大級のユーザー数、電話番号で簡単登録 | |
KakaoTalk | 韓国 | 韓国ではLINEより主流。日本語表示もあり |
WeChat(微信) | 中国 | LINEが使えない中国でのスタンダード。送金・翻訳など多機能 |
Telegram | ロシア・中東・ヨーロッパ一部 | セキュリティ重視。匿名性も高い |
たとえば、中国ではWeChat(微信)がないと生活が成り立たないと言われるほど浸透しており、日常のメッセージから決済、買い物、予約まで幅広く使われています。一方、ヨーロッパや中南米ではWhatsAppが標準の連絡手段となっており、現地の人とのやり取りはこのアプリが中心になることが多いです。
韓国ではKakaoTalkが完全に主流なので、韓国在住の友人や現地での仕事先とのやり取りには欠かせません。どのアプリも、日本国内ではあまり馴染みがないかもしれませんが、海外ではLINE以上に浸透していることもあるため、使い方を少し確認しておくと安心です。
国別で主に使われているメッセージアプリ
最後に、代表的な国ごとに「LINEの代わりに何が使われているのか?」をざっくり把握しておきましょう。現地の人とスムーズに連絡を取りたい場合は、相手がよく使っているアプリを事前にインストールしておくのがベストです。
- アメリカ・カナダ・イギリス・インド:WhatsApp・Messenger
- 中国:WeChat(微信)
- 韓国:KakaoTalk
- ロシア・中東諸国:Telegram
- タイ・台湾・日本:LINE
とくに中国は「LINEがまったく使えない」上に、GoogleやInstagram、Facebookもブロックされているため、WeChatが事実上の連絡手段になっています。一方、ヨーロッパではWhatsAppさえあれば困ることは少ないです。
まとめ|LINEが使える国・使えない国と対策一覧
この記事では、「海外でLINEは使えるのか?」というテーマについて、国別の利用状況・通話機能・VPNの活用・代替アプリまで幅広くご紹介してきました。最後に、大事なポイントをおさらいしておきましょう。
渡航前にやること・持っておくと安心なもの
- LINEのメールアドレス&パスワードを設定
- トーク履歴をバックアップ(iCloud / Google Drive)
- VPNアプリを日本でダウンロードしておく(例:NordVPN・ExpressVPN)
- 現地の主流メッセージアプリをインストール
- 現地SIMまたはポケットWi-Fiの準備
これらをしっかり準備しておくことで、「現地でLINEがつながらない…」というトラブルを避けやすくなります。特に、NordVPNやExpressVPNなど信頼性の高いVPNアプリを日本にいるうちにインストールしておくことは非常に大切。中国やイランなどLINEが使えない国でも、VPN経由ならアクセスできる可能性が広がります。
海外でLINEを使うためにおすすめのVPN比較表
サービス名 | 月額料金(目安) | 対応国数 | LINEブロック国での実績 | 日本語対応 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|
NordVPN![]() | 約530円〜(2年プラン) | 約60か国 | ◎(中国・UAEなどで安定) | 〇(日本語アプリあり) | ★★★★★ |
ExpressVPN![]() | 約1,300円〜 | 約94か国 | ◎(中国・イラン・ロシアも対応) | 〇(アプリ・サポート共に対応) | ★★★★★ |
ProtonVPN | 無料〜有料(約800円〜) | 約60か国 | △(無料版は制限多め) | △(英語中心) | ★★★☆☆ |
Surfshark | 約350円〜(2年プラン) | 約100か国 | 〇(一部中国地域は不安定) | 〇(日本語あり) | ★★★★☆ |
VPNの中でも、NordVPNとExpressVPNは中国やイランなどLINEがブロックされている国でも実績が高く、通信速度や安定性でも評判が良いです。少し費用はかかりますが、海外で安心してLINEを使いたいなら選んで損はありません。
VPN・代替アプリ・通話設定の総まとめ
海外でLINEを使いたいなら、通信環境・規制・代替手段への備えが超重要です。特にLINEが使えない国では、VPNや他のアプリをうまく活用することが、ストレスのない連絡手段につながります。
旅行や出張に行く前に、次の3つの対策をしておけば、どんな国でも安心してLINEや他のツールで連絡が取れるはずです。
- VPNアプリを日本でインストール&接続テスト
- 現地で主流のメッセージアプリを把握&導入
- LINEの引き継ぎ・通話設定・トークバックアップ
こういった準備をしておくことで、「通話ができない」「メッセージが届かない」といったトラブルに巻き込まれずに済みます。思い出や大事な連絡を逃さないためにも、今すぐチェックしておきましょう。
よくある質問(Q&A)
- LINEは海外でも本当に無料ですか?
-
はい、インターネットに接続されていれば、海外でもLINEの通話やメッセージは無料で使えます。ただし、モバイルデータ通信を使った場合は通信料がかかるので、Wi-Fi接続をおすすめします。
- VPNを使えばどこの国でもLINEが使えますか?
-
多くの国ではVPNを使えばLINEが使えるようになりますが、VPN自体が禁止されている国(中国・イランなど)もあるので、使用前に現地の法律を確認することが大切です。
- 中国でもLINEを使いたいときはどうすればいい?
-
中国ではLINEはブロックされていますが、事前にVPNを日本で設定し、信頼できるVPNアプリをインストールしておけば使える可能性があります。ただし、アプリのダウンロード自体が規制されているため、準備は必ず出国前に。

「海外でLINE使えるかな?」と悩んでいた方のお役に立てばうれしいです♪旅先でも快適にLINEが使えるよう、しっかり準備していってくださいね!