iPhoneで文字入力がしにくいと感じたことはありませんか?
今回はiPhoneの文字入力を便利にする機能と入力がしにくい場合の対策を詳しく説明します。
この機能を活用してiPhoneでの文字入力をもっとスムーズにしましょう。
この記事で分かること
- iPhoneの文字入力を便利にするさまざまな機能の活用方法
- 文字入力がしにくい場合の具体的な対策
- キーボードの設定変更や外部キーボードの利用方法
- ユーザ辞書や音声入力を使った効率的な入力方法
- トラブルシューティングやテキストスキャンの利用法
便利な文字入力機能を使いこなす
iPhoneには文字入力を快適にするための便利な機能がたくさんあります。
入力中の文字を素早く消す方法
入力中に間違えた文字を消すのにいちいちバックスペースを使うのは面倒ですよね?
iPhoneでは端末を振るだけで直前の入力をまとめて消去できる「シェイクで取り消し」機能があります。
「シェイクで取り消し」機能設定
- 設定アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「タッチ」を選択
- 「シェイクで取り消し」をオンにする。
これで端末を振るだけで簡単に取り消しができます。
文字を消すときに間違えたら端末を振るとウィンドウが開き、
「取り消す」をタップすると取り消せます。
文字の消去を取り消す方法
誤って文字を消去したときは3本指で画面をタップしましょう。
画面上に表示されるメニューの左端にある矢印をタップすると、消去を取り消して元に戻せます。
メニューの選択が面倒な場合は
3本指で左にスワイプするだけで取り消し可能です。
3本指で右にスワイプすると、取り消し前の状態に戻せます。
キーボードの位置を調整する方法
iPhoneで文字を入力する時、片手で入力したいのに
、最近のiPhoneはディスプレイが大きくて片手では入力しづらいと感じることはありませんか?
そんな時は、キーボードの位置を調整すると入力がしやすくなります。
キーボードの位置調整のやり方
- キーボードを使用するアプリを開く
- 地球儀のマークまたはスマイルマークを長押し
- 表示されるメニューからキーボードの位置を選択(右寄り、中央、左寄りの中から選べます)
自分の手に合った位置にキーボードを配置すると、入力が格段にしやすくなります。
カーソル位置を簡単に移動する方法
iPhoneで文字を入力しているとき、カーソルを移動して文字を追加したり修正したりすることがあります。
カーソルの位置はタップで移動できますが、正確に位置合わせができずイライラすることもありますよね?
そんな時は入力中のキーボードをトラックパッドのように使うと
カーソルを素早く移動できます。
やり方
- 入力しているキーボードのスペースバーを長押し
- キーボードの文字が消え全体がトラックパッドのようになる
- カーソルを好きな位置に指を滑らせて移動させる
この方法ならタップでの微調整が不要でストレスなく文字修正できます。
ユーザ辞書で入力スピードをアップする方法
iPhoneには単語や文章を登録できるユーザ辞書機能があります。
これを利用すると単語や文章を早く正確に入力できます。
たとえば、ネットショップを利用する際にメールアドレスを入力するのは面倒ですが、
ユーザ辞書に登録しておけば簡単に入力できます。
また、長い単語や変換で出てこない単語、変換が面倒な記号、住所なども登録でき、
「じゅうしょ」のように短い文字で登録しておくと素早く入力できます。
これにより、タイプミスの予防にもなります。
ユーザ辞書登録方法
- 文字の入力中にキーボードにある地球儀マークまたはスマイルマークを長押し
- 「キーボード設定」をタップ
- 「ユーザ辞書」を選択
- 右上の「+」をタップ
- 単語の欄に登録したい単語・文章を入力
- 読みの欄に呼び出すための短い入力を登録
これで頻繁に使うアドレスや住所、変換が面倒な記号などを簡単に入力できるようになります。
Caps Lockで大文字入力を固定する方法
アルファベットを連続して大文字で入力するのは面倒ですが、
Caps Lock機能を使えば簡単です。
シフトキーをダブルタップすると、大文字入力に固定されます。
再び小文字に戻すには、もう一度シフトキーをタップすればOKです。
数字を素早く入力する方法
数字はキーボードを切り替えずに入力できます。
特にパスワードのように英語と数字を組み合わせて入力する際に便利です。
キーボードを切り替えずに数字を入力する方法
- キーボードの数字に切り替えるボタンを長押しします。
- 数字キーボードが表示されるので、長押ししたまま入力したい数字まで指を動かします。
- 指を放すと数字が入力され、元のキーボード(日本語・英語)に戻ります。
この機能は日本語・英語キーボードでも利用できますが、
フリックや複数回タップでの文字入力はできません。
場面に応じて使い分けましょう。
画像内の文字をコピペする方法
「テキスト認識表示」を有効にすれば、画像内の文字を簡単にコピペできます。
例えば、ホテルのWi-Fiパスワードなどの面倒な文字列を入力する際に便利です。
また、ポスターやパッケージに書かれた文字も写真を使わずに共有やメモができます。
「テキスト認識表示」を有効にする手順
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」内の「言語と地域」を選択します。
- 「テキスト認識表示」を有効にします。
カメラアプリを使用中にテキストをコピーする方法
- 「カメラ」アプリを開きます。
- 文字が写るようにカメラをかざします。
- 「写真」「ポートレート」などのモード名の右上に表示されるボタンを選択します。
- 読み取りたいテキストを選択してコピーします。
撮影済みの画像からテキストをコピーする方法
- テキストをコピーしたい画像を開きます。
- コピーしたいテキストを長押しして選択し、コピーします。
「テキスト認識表示」は比較的新しい機能なので、iOS15以降、iPhone XS・XR以降のモデルで利用できます。対応するモデルは以下の通りです:
- iPhone XS
- iPhone XR
- iPhone 11シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 14シリーズ
- iPhone SE(第2世代以降)
文字入力がしにくい場合の対策
iPhoneでの文字入力がしにくいと感じることもありますよね。
その問題を解決するための対策を紹介します。
文字入力がしにくい場合の設定変更
文字入力がしにくいと感じたら、まずはキーボードの設定を見直しましょう。
- 設定アプリを開く
- 「一般」を選択
- 「キーボード」をタップ
ここで使用するキーボードのタイプや予測変換のオンオフ、キーの反応速度などを調整できます。
また「キーボードの簡易入力」をオンにすることで、
スペースキーをダブルタップしてピリオドを入力するなどの便利な機能も使えます。
外部キーボードの活用
長時間の入力や多くの文章を打つ場合、
iPhoneの画面キーボードだけでは疲れてしまうことがあります。
そんなときは、Bluetoothで接続できる外部キーボードを活用しましょう。
外部キーボードを使うことで入力速度が向上し、
手首や指の疲れも軽減されます。
持ち運びが便利な折りたたみ式のキーボードもあるので
外出先でも快適に文字入力ができます。
音声入力を活用する
iPhoneには音声入力機能があり
話した言葉をそのままテキストに変換してくれます。
これを使えば、長い文章や複雑な言葉もスムーズに入力できます。
音声入力を使うにはキーボードのマイクボタンをタップして話し始めるだけです。
特に、手が離せないときや、速く入力したいときに便利です。
フリック入力を練習する
日本語の入力に時間がかかる場合、フリック入力を練習してみましょう。
フリック入力は、キーをタップして上下左右にスライドさせることで、素早く文字を入力できます。
慣れるまで少し時間がかかりますが、
一度マスターするとかなりのスピードで入力できるようになります。
設定アプリでフリック入力を有効にして、実際に使ってみてください。
文字入力のトラブルシューティング
文字入力中に問題が発生した場合、まずはiPhoneを再起動してみましょう。
再起動で問題が解決しない場合
- 設定アプリ→「一般」を選ぶ
- 「リセット」をタップ
- 「キーボードの設定をリセット」
キーボードの設定が初期化され、問題が解決することがあります。
それでも解決しない場合は、Appleのサポートに問い合わせてみましょう。
読めない漢字を手書きで入力する方法
読めない漢字の読み方を調べたいときには、
読みを知りたい漢字を長押しして「調べる」をタップして知らべる他には手書き入力が便利です。
手書きキーボードを利用するには事前に設定が必要です。
手書きキーボードを利用するための設定
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」内の「キーボード」をタップします。
- 1番上にある「キーボード」をタップし、「新しいキーボードを追加…」を選択します。
- 「簡体中国語」を選択し、「手書き」にチェックを入れます。
- 右上の「完了」をタップします。
手書きキーボードの使い方
- キーボードを表示します。
- 左下の「キーボード切り替え」を長押しします。
- 「簡体手写」をタップします。
- キーボード上部のバーを上にスライドさせて、書くスペースを調整します。
- 手書きで文字を書きます。
よくある質問
文字入力中にカーソルが思うように動かない場合の対処法
文字入力中にカーソルが思うように動かない場合、スペースバーを長押ししてカーソルを移動させる方法があります。
この方法で、キーボード全体がトラックパッドのように機能し、正確な位置にカーソルを移動できます。
文字入力時の予測変換が邪魔な場合の対処法
予測変換が邪魔に感じる場合は、設定アプリでオフにすることができます。
- 「設定」→「一般」→「キーボード」を選ぶ
- 「予測変換」をオフ
予測変換が表示されなくなり、スムーズに文字入力ができます。
キーボードのレスポンスが遅い場合の対処法
キーボードのレスポンスが遅いと感じたら、iPhoneのメモリをクリアすることが有効です。
バックグラウンドで動作している不要なアプリを終了させ、再起動を行うことで、キーボードの動作が改善されることがあります。
また、定期的にソフトウェアアップデートを行い、最新の状態を保つことも重要です。
テキストをスキャンして入力する方法
テキストを手で入力するのが面倒な場合、「メモ」アプリのスキャン機能を使うと便利です。
- 「メモ」アプリを開く
- テキストを追加したいメモを開く
- カメラマークをタップ
- 「テキストをスキャン」を選択
- カメラでテキストを撮影→そのまま入力
これにより、手間をかけずに正確なテキスト入力が可能です。
キーボードが突然表示されなくなった場合の対処法
キーボードが突然表示されなくなった場合、
まずは設定アプリでキーボード設定を確認します。
- 「一般」→「キーボード」を選択
- 「キーボードを追加」をタップして使用するキーボードを選択
それでも表示されない場合はiPhoneを再起動し、再度確認してみましょう。
iPhoneで快適に文字入力するための便利機能のまとめ
iPhoneの文字入力には便利な機能がたくさんあります。
シェイクで取り消し、キーボードの位置調整、ユーザ辞書の活用など、
これらの機能を使うことで文字入力がよりスムーズに効率的になります。
入力がしにくい場合も設定変更や外部キーボードの使用、音声入力の活用などの対策を取ることで、問題を解決できます。
これらの機能や対策を試して、iPhoneでの文字入力をもっと快適にしましょう。