「リポストって、以前のリツイートと同じだよね?」 「間違えて変な投稿を広めちゃった!今すぐ消すにはどうすればいい?」 「自分の投稿を勝手にリポストされたくないんだけど、設定で防げるの?」
X(旧Twitter)を利用していて、こんな悩みや不安を感じたことはありませんか? 2023年に「リツイート」から「リポスト」へと名称が変わって以来、Xの仕様は刻々とアップデートされています。なんとなく使っているだけでは、思わぬトラブルに巻き込まれたり、せっかくの拡散チャンスを逃してしまったりすることも少なくありません。
この記事ではリポストの基本操作から削除方法、引用リポストとの使い分け、さらには「されたくない時」の鉄壁のガード術までを紹介します。初心者の方はもちろん、あらためて仕様を確認したい方も、ぜひ最後までチェックしてください。
- リポスト(旧リツイート)の基本操作と、引用リポストとの明確な違い
- 間違えてリポストした時の正しい削除手順と、相手への通知の有無
- 自分の投稿を勝手にリポスト・拡散されないための具体的な設定と対策
- 拡散力を最大化させるセルフリポストの活用法と、投稿のベストタイミング
Xのリポストってなに?知っておきたい基本のルール
まずはリポストがどんな機能なのか一番大事なポイントから一緒に見ていきましょう。
良い情報をみんなに広めるためのシェア機能
リポストは、他の人の投稿や自分の過去の投稿を、自分のフォロワーさんの画面にもう一度流してあげる機能です。
以前はリツイートと呼ばれていましたが、今はリポストという名前に変わりました。呼び方は変わっても、素敵な情報をみんなに広めるという役割はそのままです。
- 広がる仕組みあなたがリポストボタンを押すと、あなたのフォロワーさんの画面にその投稿が届きます。それを見たフォロワーさんがさらにリポストしてくれると、情報はどんどん遠くの人まで届いていきます。
- 応援の気持ちリポストをするのは、その投稿に対して「これいいな」「みんなにも読んでほしい」と共感した証拠でもあります。
リポストした後の画面はどう変わる?
リポストボタンを押すと、自分や周りの人の画面には次のような変化が起きます。
- 自分のプロフィール画面自分の投稿リストの一番上に、リポストした内容が表示されるようになります。
- フォロワーさんの画面タイムラインの中に「あなたがリポストしました」という文字と一緒に、その投稿が流れていきます。
- アイコンの色投稿の下にある、2つの矢印がぐるぐる回っているマークが緑色に変わります。
似ている「リポスト」「引用」「いいね」の違い
よく似ている3つの機能ですが、使い道はそれぞれ違います。分かりやすく表にまとめました。
| 機能の名前 | 広がる力 | 自分のコメント | 相手への通知 | 向いている場面 |
| リポスト | とても強い | 書けない | 届く | 良い情報をそのまま広めたいとき |
| 引用リポスト | 強い | 書ける | 届く | 自分の意見を足して紹介したいとき |
| いいね | 控えめ | 書けない | 届く | 共感したときや、あとで読み返したいとき |
今のXの仕組みでは、ただリポストするよりも、自分の言葉を少し添えて引用リポストをする方が、より多くの人に見てもらいやすくなっています。誰かに教えたい耳寄りな情報があるときは、一言添えてみるのがおすすめですよ。
【図解】リポストのやり方・手順まとめ
リポストには「通常のリポスト」と「引用リポスト」の2種類があります。それぞれの操作手順を確認しましょう。
リポストのボタンはどこ?操作をスムーズにする手順
リポストのボタンは、それぞれの投稿のすぐ下に並んでいるアイコンの中にあります。左から2番目にある、四角い矢印が回っているようなマークがそれです。



この操作をすると、あなたのプロフィール画面の一番上にもその投稿が表示されるようになります。フォロワーさんは、あなたのアイコンと一緒に「あなたがリポストしました」という案内を見ることになります。
引用リポストで会話を広げるための書き方
引用リポストは、ただ情報を流すだけじゃなくて、フォロワーさんとの会話のきっかけを作るのにもすごく便利です。

ふだんの投稿と同じように文字を打ったり、写真や動画、絵文字を一緒に載せることもできるので、より自分らしい紹介ができます。



たとえば、美味しいお店の紹介投稿を見つけたときに「今度ここ行ってみよう!」と一言添えて引用リポストすれば、それを見た友達から「一緒に行こうよ!」と返信がもらえるかもしれません。
セルフリポストで反応を2倍にするテクニック
自分の投稿をリポストする「セルフリポスト」は、恥ずかしがらずにどんどん使ってみてほしい便利な機能です。Xのタイムラインは流れるのがとても早いので、1回投稿しただけでは気づかない人も多いからです。
効果的なタイミング
- 朝の通勤時間に出した投稿を、みんながゆっくりスマホを見ている夜の21時ごろにセルフリポストしてみてください。
- すると、朝は忙しくて見逃していた人たちの画面にもう一度あなたの投稿が登場します。
- 2回目に見た人がいいねをくれたり、そこからさらに誰かがリポストしてくれたりして、反応がぐんと増えることがよくあります。
過去の投稿を活かす 1年前に書いた「今日から使える豆知識」のような投稿を、今またセルフリポストするのもおすすめです。新しくあなたをフォローしてくれた人にとっては新鮮な情報ですし、昔から知っている人には「懐かしいね」と思ってもらえます。
やりすぎには注意 同じ投稿を1日に何度もセルフリポストしすぎると、タイムラインが同じ内容で埋まってしまいます。フォロワーさんが飽きないように、数時間から数日あけて、ここぞというときに行うのがコツですよ。
間違えてリポストした時の取り消し手順
操作を間違えてしまったり、後からやっぱり自分のプロフィールに載せたくないなと思ったりした時は、次の手順で消してみてください。リポストした時と同じ場所を操作するだけです。
iPhoneやAndroidなどのアプリを使う場合






パソコンのブラウザで操作する場合
- タイムラインや自分のプロフィール画面にある、緑色の矢印マークをクリックします。
- そのまま「リポストを取り消す」という項目をクリックするだけで消えます。
ここでひとつ覚えておきたいのが、リポストを消しても「元の投稿」そのものが消えるわけではないということです。自分の画面から共有をやめるだけなので、元の投稿者のツイートはそのまま残ります。
取り消したことは相手にバレてしまう?
リポストを消した時に、相手に「消しました」という通知が届くことはありません。そこは安心してくださいね。
ただ、リポストした瞬間に相手のスマホには「リポストされました」という通知が一回届いています。相手がすでにその通知を見てしまっていたら、後から消したことに気づかれる可能性は少しだけあります。
逆に言えば、相手が通知をチェックする前に素早く取り消してしまえば、バレることはほとんどありませんよ。
自分のコメント付き(引用リポスト)を消す時のルール
自分の言葉を添えて紹介した「引用リポスト」を消す場合は、普通のリポストとは少し手順が違います。引用リポストは、あなた自身の新しい投稿として扱われるからです。
引用リポストの消し方






これで、あなたが書いたコメントと一緒に、引用していた投稿もセットであなたの画面から消えます。
気をつけておきたいのは、引用リポストを消すと、せっかく書いた自分のコメントも一緒に消えてしまうことです。後からコメントだけを残すことはできないので、そこだけ注意して操作してくださいね。
リポストされたくない!勝手な拡散を防ぐ3つの対策
「自分の投稿を特定の人に拡散されたくない」「知らない人にリポストされるのが怖い」という方のために、強力なガード方法を3つ紹介します。
1. 「非公開アカウント(鍵垢)」にするのが最強の対策
Xにおいて、リポストを物理的に不可能にする唯一の確実な方法が、アカウントを「非公開(通称:鍵垢)」にすることです。
- 効果: 承認したフォロワー以外はあなたのポストを見ることができず、「リポストボタン」自体がグレーアウトして押せなくなります。
- 設定方法:
設定とサポート>設定とプライバシー>プライバシーと安全>オーディエンスとタグ付け> 「ポストを非公開にする」をオン。
2. 特定のユーザーからのリポストを防ぐ「ブロック」
特定の一人にだけリポストされたくない場合は「ブロック」が有効です。
- 効果: 相手はあなたの投稿を見ることができなくなり、当然リポストもできなくなります。
- 注意: すでに相手が引用リポストしている状態でブロックしても、相手のタイムラインに残る場合があります(表示は「このポストは表示できません」となりますが、キャッシュにより見える瞬間もあります)。
3. 特定の人のリポストを自分のTLに流さない設定
「あの人の投稿は好きだけど、リポストばかり流れてきて邪魔だな」と感じる時に便利な機能です。
- やり方: 相手のプロフィール画面の右上にある「…」をタップ > 「リポストを表示しない」を選択。
- 効果: 相手がするリポストだけが自分のタイムラインに流れてこなくなります。相手のフォローを外さずに快適な環境を作れるため、非常におすすめの機能です。
【応用編】リポストを効果的に活用する戦略
SEOの観点からも、SNSでの拡散はWebサイトの認知度向上に繋がります。ここでは一歩進んだ活用術を紹介します。
インプレッション(閲覧数)を伸ばすリポストのタイミング
多くの人に情報を届けたいなら、ユーザーがスマホを触るゴールデンタイムを狙ってリポストしましょう。
| 時間帯 | 特徴 | 向いている内容 |
| 7:00 〜 9:00 | 通勤・通学時間 | ニュース、軽い挨拶、モチベーション系 |
| 12:00 〜 13:00 | 昼休み | ライフハック、グルメ情報、エンタメ |
| 20:00 〜 23:00 | リラックスタイム | 最も拡散されやすい。 長文考察、趣味、議論 |
ファンを増やす「正しい引用リポスト」のマナー
引用リポストは、元の投稿者とのコミュニケーションツールでもあります。
- ポジティブな一言を添える: 「これ知りませんでした!助かります」「共感しかありません」など。
- 自分の専門知識を足す: 「これに加えて、〇〇という視点もありますね」と補足する。
- 無言の引用リポスト(空リプ)を避ける: 意図が伝わらず、相手に威圧感を与えることがあるため、基本は言葉を添えるのがマナーです。
まとめ|リポストを使いこなしてXをもっと楽しもう
リポストは、素敵な投稿をみんなに広めたり、自分の意見を添えて紹介したりできるとても便利な機能です。もし操作を間違えてしまっても、緑色のアイコンをもう一度押すだけですぐに取り消せるので、怖がらずに触ってみてくださいね。
自分の投稿を勝手に広められたくないときは、アカウントに鍵をかけることでしっかり守ることができます。まずは自分が心地よいと感じる設定を見つけることが、Xを楽しく続けるコツです。
今回の内容を参考にマナーを守りながらリポストを使いこなして、フォロワーさんとのやり取りをもっと楽しんでくださいね。この記事が、あなたの快適なSNSライフの手助けになれば嬉しいです。
リポストに関するよくある質問(FAQ)
リポスト機能を利用する際によくある疑問をQ&A形式でまとめました。操作ミスやプライバシーに関する不安は、ここで一気に解消しておきましょう。
- リポストと「いいね」はどちらが相手に喜ばれますか?
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一般的には「リポスト」の方が喜ばれる傾向にあります。 「いいね」は共感やブックマーク代わりの意味合いが強いですが、「リポスト」は相手の投稿を自分のフォロワー全員に広める行為(拡散)だからです。フォロワーを増やしたい、情報を届けたいと考えている発信者にとって、リポストは最大の応援になります。
- 昔の「リツイート」と機能的な違いはありますか?
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基本的な機能に違いはありません。 イーロン・マスク氏によるXへのブランド変更に伴い名称が変わっただけで、情報の拡散という役割や操作方法は同じです。ただし、現在のアルゴリズムでは、単純なリポストよりも「引用リポスト(コメント付き)」の方が、よりタイムラインで見られやすい傾向にあるという変化はあります。
- リポストした後にアカウントを「鍵垢」にしたら、リポストはどうなりますか?
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あなたのリポストは、あなたのフォロワー以外には見えなくなります。 あなたが鍵をかける前にリポストした投稿であっても、非公開設定にした後は、あなたのプロフィールを閲覧できる人(承認済みフォロワー)以外からは、そのリポスト自体が表示されなくなります。
- 相手の引用リポストを自分のタイムラインから消すことはできますか?
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自分の投稿に対する「引用リポスト」を、自分側で直接削除することはできません。 引用リポストは「相手の投稿」扱いになるため、削除できるのは投稿した本人だけです。もし不快な内容で引用された場合は、以下の対応を検討してください。
- 相手をブロックする(相手の引用リポスト内のあなたの投稿部分が表示されなくなります)。
- Xの公式サポートに報告する。
- リポストをオフに設定したら、相手にバレますか?
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相手に通知が行くことはないので、基本的にはバレません。 特定のユーザーの「リポストを表示しない」設定にしても、相手のプロフィール画面ではリポストが表示され続けますし、相手側に「オフにされました」という通知が届くこともありません。
